日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

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ある「日本人」との対話 (2)

前回は、日本人らしき人が「中国人は向上心のない民族だ」、「我々の目標は全世界だ」などと言ったというところまででした。それではその続きです。


私は笑いながら言った。

「世界が誰に属するかはあなた達が決めることではありません。何事にも規則があります。なぜ中国人が向上心がないなどと言えるのですか?どうしてこのような文化の薫り高い民族を蔑むことができるのですか?」

「君達はいつも文化の話をする。私は中国の文化に敬意をはらっている。一生かかってもそのうちの少しの内容も理解できないと思う。それが私がずっと中国文化を学んできた理由だ。だが君達はどうだね? 君達中国人は自分達の文化をどれだけ知っているかね? 中国人の中国文化理解は我々日本人に到底及ばない。儒学の思想とは何か? 孔孟はなぜこれほど高い地位に奉られているのか? 誰か説明できるかね? 」

「中庸、仁、これらが儒学の精髄です。」

私は中国文化について当時持っていた乏しい知識を搾り出した。そのときの気持ちは複雑だった。そうだ。彼はまだ何か聞くのか? 我々は知っているか? 我々の世代で中国の文化に興味を持っている者、さらには研究したことのある人は非常に少ない。自分の文化さえ理解できない者がどうして人と文化の問題を論じることができようか? 我々は即座に中国に関する多くの問題について尋ね、彼が本当に中国文化を理解しているかを確かめた。

驚いたことに: 彼は、最初の大一統から、唐代盛世、元清の小数民族統治、「春天的故事」に至るまで、すべての事柄をその経過と影響について明晰に極めて詳細に我々に説明することができた。彼は誇らしげに言った:

「自己の文化を研究しない民族は立ち後れたおろかな民族だ! 人に蔑まれる!」

わたしは;すぐに反撃した:

「あなた達日本人は人に蔑まれてないのですか? 黄色人種がアメリカでどんな地位にあるか忘れてませんか?」

「君はアメリカに行ったことがあるかね? もしないなら、軽々しく判断しないほうがよい。私はアメリカで2年生活したことがある。アメリカのアジア人については君よりも発言権があるはずだ。」

私は口をつぐんだ。

「私がネックレスを買いに行った時、長い時間をかけて選んでいると、店員の態度が硬くなってきた。私が日本人であることを告げると、すぐに彼は礼儀正しくなり、すまなさそうに言った:‘申し訳ありませんでした。香港人だとお見受けしましたもので。’ これが尊重というものだ。君達が永遠に受けることのできない尊重だ。」

「あなたはそれで本当に尊重されたと思うのですか? 日本人のお金のためでしょう。」

「お金のためだとしたら、どうなんだね? 本当のところは、日本人が尊重されるのはお金のためじゃない。日本が強大だからだ。日本人の素質が中国人より高いからだ。」

「中国人の素質が低いなんてどうして言えるんですか?あなたはどれだけの所に行ったことがあるんですか? 」

「十いくつかの省に行ったことがある。君が行ったことのあるところよりも絶対に多い。なぜかと言えば、他の地方はさておき、私が今居るのは上海だが、ここは中国で一番いい町だと言えるが、ところがどうだね? 人々は盲人のように信号を見ようともせずに道を渡る、交通機関に乗るときは狂ったように押し合いへしあいする、所構わず痰を吐く、道端で若者が老人を怒鳴りつける、みんな本当のことだろ?」

私はまた押し黙った。友達が言った:

「そんな人もいますけど、全部じゃないでしょう。私たち深センじんは席取りで争わないし、信号無視をしません。」

「ほう? そう? すまない、私は深センに行ったことがない。機会があれば行って見てみよう。」

彼の表情が恭しくなってきた。これで私のそれまでの日本人観にさらに近くなった。しかしそれも長くは続かなかった。

「素質、素質とは何だろう。中国人の子供はみな家で甘やかされて育つ。親は子供に苦労させたがらない。私が子供の頃、父に毎日4時に起こされてジョギングさせられた。当時は理解できずに父を恨んだが、今は大変感謝している。このような鍛錬が強い意志を造り、日本人の精神を造ったからだ。」

「そんなお粗末な基礎でどうして強大な民族ができる? 」
「私はアメリカでホテルのマネージャーをやっていた。当時二人が首になりそうになった。ひとりは日本人、一人は中国人。二人とも私の部下だった。二人は私のところに来て、自分は今の仕事ができるからどうか助けてくれと言った。私は日本人をひいきしたわけではない、同じ仕事をやらせて、よくできた方を残そうとした。不幸なことに二人とも仕事に慣れていない。二人に仕事のやり方を教えて、彼らに続きをやらせて見た。その日本人は私の話の一字一句を真面目に聞いて、ついにはうまくできるようになった。中国人のほうは怠けて努力をしようとしない、彼が何をやっているのかわからなかった。とうとう我慢できなくなって、彼を人ともみなさないような調子で怒鳴った。‘とっとと消えうせろ’」

「素質の劣る人がいるのは否定できません。しかし必ずしもすべてではありません。中国人がみなそうだと言うんじゃないでしょう?我々も多くは一生懸命仕事をします。それを見ていないわけじゃないでしょう?」

「仕事? 君達中国人が一番得意なのは、お互いを押しのけることだろ、協調ということが理解できるかい? 君達は二人違う地方出身の人間がいればをお互いに軽蔑しあう、大人数なら言わずもがなだ。
中国人は一番胸糞悪くなる民族だ。どこへ行っても別の地方の人間を見下している。」

実は、彼が言ったことは私がいつも言いたいと思っていたことだったが、中国人として彼の理論に複雑な心境でいるしかなかった。

「何の資格があってそんなことが言えるんですか? 中国の地方についてどれだけ知っているんですか?」

「南方の中国人も北方の中国人もみな研究した。同じような報告を日本政府にしたこともある。」

彼は私を見て言った:

「日本人は比較的君たちに敬意をはらっている。君達は日本人のように本当の男だ、侵略にあったときは団結して抵抗する、これには我々も苦杯をなめさせられた; そして南中国人は比較的聡明だ。彼らは犠牲になることを嫌い、努力をしたがらない。経済を発展させることを望む。しかしいったん戦争が起これば、彼らは最も征服されやすい売国奴になる。」

「同胞を誹謗することを許さない。」

私は威儀を正して言った。


長いので何回かに分けます。

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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

  1. 2006/11/17(金) 03:14:22|
  2. ある「日本人」との対話
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

途中ですが、面白そうな展開ですね。
この文の筆者の中国人が架空の「日本人」を仕立て、その人物に言わせる形で、自分の訴えたい事を主張していると想像しますが、違うかな?

早く続きが読みたいです。
  1. 2006/11/18(土) 09:54:41 |
  2. URL |
  3. R #-
  4. [ 編集]

こんな事いう日本人いねーよw
  1. 2006/11/18(土) 15:18:18 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

ご愛読に感謝!

Rさん、もう一人のお方も、そりゃそうですよね。こんな日本人いるわけないと日本人なら誰でも思うでしょう。
架空の日本人を仕立てているという見方もあったんですね。なるほどと思いました。後で明らかにしようと思いますが、私はRさんとは少し違うことを考えていました。結局たいした違いはないんですけどね。

結論はもっと面白いですよ。それと、この文章に、あっと驚くレスが付いているのでそれもお楽しみに。
  1. 2006/11/18(土) 23:30:15 |
  2. URL |
  3. にっぴょ #-
  4. [ 編集]

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