日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

9.11と「パールハーバー」と無差別都市爆撃

アメリカ人がまたいつものようにやっています。9.11と真珠湾の二題噺。

Milestone No. 5  By John Carey  The Washington Times 

この“超タカ派ナショナリスト”による寄稿記事の眼目は、アメリカが今やっている戦争を誇らしげに語って、アメリカの唯一の弱点は内部の結束の乱れにあるのだから、みんなツベコベ言わずに黙ってついて来いと説教をたれるところにあるのですが、そこのところはとりあえず割愛して、今は日本に関係するところを見ていきましょう。


1941年12月7日、日本はハワイの真珠湾においてアメリカを攻撃した。攻撃は挑発されたものではなく、通告もされなかった。攻撃以前にはいかなる戦争状態も存在しなかった。

1942年4月18日、わずか4ヶ月あまりの後、アメリカは東京を爆撃することで報復した。パイロットたちはその短期間で訓練され資格を与えられた。太平洋のアメリカ空母を飛び立ち、爆撃を敢行し、陸地の飛行場ではなく海上に不時着するというかつて試みられたこのとない事を行うために。

2001年9月11日、アメリカはニューヨークのワールドトレードセンターとワシントン郊外のペンタゴンに攻撃を受けた。攻撃は挑発されたされたものではなく、通告もされなかった。攻撃以前にはいかなる戦争状態も存在しなかった。

2001年10月7日、一ヶ月足らずの後、アメリカはアフガニスタンを攻撃した。

1941年12月7日や2001年9月11日にアメリカが受けたような攻撃の後、これほどすばやくこれほどうまく他の国が反応できるとは想像しにくい。

どちらも暗い日々だった。どちらにおいてもわれわれの団結と決意が試された。どちらの日々も敵の本拠地で歓喜のうちに終わった。そしてどちらも長く困難な苦闘の始まりを画した。
(略)
そして大統領が先週の木曜日に Katie Couricとのインタビューでこの新しい敵について語ったように、「彼らにはみな同じジハード戦士のメンタリティ、この過激主義がある。Katie 、それがこの戦争の興味深いところだ。我々は国家と対峙しているのではない。彼らはみな無辜の民を殺すことによって目的を達成しようとするイデオロギーと欲望がある。」


アメリカによる真珠湾攻撃への報復、1942年4月18日の東京爆撃とはドゥーリトル空襲のことです。まだ日本付近の制海権がない時期の、少数の爆撃機による決死隊です。これは映画「パールハーバー」でも描かれていました。映画では、まるで空襲の目印にしてくれと言わんばかりにでかでかと「○○兵器工場」と書かれた建物を攻撃する場面が出てきます。

この記事でも映画でもそれが真珠湾の報復ということになっています。軍事施設攻撃に対する報復は軍事施設攻撃、その点ではアメリカは“フェアプレー”をやったように見えます。---本当にそうでしょうか。

記事でも映画でも何も触れていませんが、アメリカがやった本当の報復とは、日本全土への無差別都市爆撃であって、それに比べればドゥーリトル空襲などは取るに足らない些細な出来事です。

それは罪のない民間人を大量に殺戮することによって日本を降伏へと導こうとするものでした。

私は身内から話を聞いたことがあります。飛行機が、パイロットの顔が見えるくらいの低空で飛んできて機関銃をダッダッダッダと掃射すると、まわりを歩いている人がばたばたと倒れていく。少しも怖くなかった、子供だったから。と、まるでただの思い出話のように淡々と語ります。彼はアメリカに何の恨みも持っていません。

当時のアメリカには確かに「無辜の民を殺すことによって目的を達成しようとするイデオロギーと欲望」がありました。そのことに対して何の反省もないまま、今、同じ考え方をする者たちを卑劣な悪魔のように言い成すのは自己矛盾もはなはだしい。アメリカがやったことは彼らよりもはるかに大規模に徹底的なものでした。

ですから、9.11と比較すべきは真珠湾ではなくて広島長崎であり東京であり、日本全土の都市なのです。

「パールハーバー」に山本五十六役で出演したマコ(この間亡くなりました)は、この映画は日本人を悪辣な人間として描いておらず、公正な扱いをしているので国際的評価に堪えるという意味のことを言っていました。

しかし、すでに述べたように、映画の中で何を描き何を描かないかについて大きな欺瞞があるのです。些細なことを大きく取り上げ、重大な意味のあることを敢えて無視することで観客に与える印象を操作する、これが彼らのやり方です。

と、こうして考えてみれば、〖まるで空襲の目印にしてくれと言わんばかりにでかでかと「○○兵器工場」と書かれた建物〗の意味が見えてきます。いくら嘘臭くても、この映画はそれが兵器工場であることを観客にわからせる必要があったのです。民間人ではなく、軍事施設への攻撃であることを。

banner_04.gif


スポンサーサイト

テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

  1. 2006/09/12(火) 22:27:39|
  2. アメリカ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<反日をあおる新聞 | ホーム | 中国の「ゴロツキ外人追い出し大行動」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://nippyo.blog57.fc2.com/tb.php/28-4fba91f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。