日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

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靖国神社と南部連邦旗

この記事は「日本の歴史問題」への反論か?の続きです。

ワシントンポストのウェブページは当該記事に言及したブログへのリンクを載せています。当然この「日本の評判」もあります。
そこで見つけたブログのコメント欄から紹介しましょう。
最初の方は悪意と皮肉の応酬で笑わせてくれますが、中ほどからは靖国神社と南部連邦旗のことなど、なかなか興味深い議論が展開されています。日本人らしき人もコメントを寄せています。
斜体字はコメント投稿者による引用です)



rayz Said:
“大東亜戦争”がなぜ始まったかといえば、ニューディールが大不況を克服できなかったときに、「ルーズベルトに残された唯一の選択肢が資源の乏しい日本に禁輸措置をとって戦争に突き進むことを余儀なくさせることだったからだ。

アメリカは日本が真珠湾を攻撃する前に景気後退から抜け出していたのでは。アメリカの禁輸措置はアメリカ経済を立ち直らせるためではなく、軍国日本がさらに中国に侵攻するのを止めるためだ。アメリカは真珠湾の前にロシアとイギリスに物資を供給していた。これによってアメリカは景気後退から立ち直った。

master beta Said:
rayz、この記事の言う禁輸は、日本のインドシナ占領への対応として始められたものだ。それに、アメリカが直面していたのは景気後退ではなく恐慌だ。りこうぶるのがうまいけどね。
(後略)

ponta Said:
遊就館の歴史観には賛成できないが、記事の筆者が書いているように、首相がその歴史観を是認しているわけではない。もし中国がその考え方を気に食わないのなら、遊就館(戦争記念館)に抗議すべきだ。私に言わせれば、問題は首相が靖国を参拝するか否かではない。首相の私人としての参拝が許されるか否かだ。ちょうど、彼がイスラム寺院、仏教寺院、マクドナルド、ポルノショップへの参拝(訪問)が許されるように。それがいけないという理由はないと思う。
私について言えば、首相がイスラム寺院、仏教寺院、マクドナルド、ポルノショップ、靖国を訪問しようがしまいが気にしない。(政教分離の原則に抵触しない限り)

将来の日本の首相がイスラム教徒であれキリスト教徒であれ仏教徒であれ、イスラム寺院に参拝してはいけないという理由はないと思う。たとえ過去においてキリスト教徒とイスラム教徒が対立する関係にあったとしても、そして一部のイスラム原理主義者が歴史と政治において急進的な考え方を持つとしても。

そして靖国の背景にある宗教である神道において、死者とは儀式を通じて今でも語り合える存在だということを認識すべきだ。そして、生前に何をなしたかよりも、死者は死者であるがゆえに崇められる。とりわけ、生前に善をなしたか悪をなしたかにかかわらず、死者はなだめられ鎮められ清められるべき存在なのだ。そして靖国は戦死者のための場所だ。

日本が侵略的な国であったことは間違いない。制御のきかない軍国主義で、多くの捕虜と民間人を虐殺した。それについては非難されるべきだ。しかしそれは中国が永遠に非難する権利があることを意味しない。中国が信教の自由を侵害できることを意味しない。日本は謝ってきた。日本が中国と友好条約を結んだときにわれわれはこの問題を解決した。

中国は歴史を政治的に利用している。

中国が共産主義国になって以来、自己に都合のよい歴史を援用してチベットを併呑し、インドの領土をぶんどり、東シナ海と南シナ海の領有権を主張し、台湾“返還”を要求してきた。yale 

中国人が悟るべき時だと私は思う。

もし小泉純一郎首相の靖国参拝が間違っているなら、中国共産党は戦争犯罪者であり、今も犯罪を犯し続けている。共産党は第二次世界大戦で日本が殺したよりも多くの中国人を殺した。その犯罪はさらに悪質だ。もし中国人が自国を愛しているなら、まず共産党が犯した罪を認め、この戦犯による支配を終わらせ、中国を解放すべきだ。epoch

usinkorea Said:
南部連邦旗についての彼のコメントはよい。南部出身者以外のほとんど誰も賛成しそうにないことはわかるが、それは真実だ。南部には南部連邦旗を自分たちのレイシズムの誇るべき象徴として使う人がいる。しかし一方で、よかれ悪しかれ自分の属する土地の歴史の象徴として使う人もいる。レイシストでなくとも毎年南北戦争の再演をやる人がいる。(一部にはレイシストもいることも知っている)

結局、われわれが語っているのは、象徴とそれが表しているものについて、そしてそれらがいかに異なった人々に異なったものを表しているかについてだ。

中国人と朝鮮人は、神社を参拝することは戦犯を称賛することであり、日本の隣国に対して使われる全体主義的軍国主義の精神を再興しようとすることだと言う。そして日本人は日本の歴史全体として戦死者に敬意を表することだと言っているようだ。

私が好まないのは見せかけの偽善だ。中国と韓国の社会は激しい反日だ。彼らはそのための自分勝手な論拠として日本による将来の脅威を利用している。しかし、それでも彼らは日本との関係を通じて金を儲けようとする。日本は悪い人々のいる悪いところで、アジア人は誰も日本人を信頼すべきではないが、日本の資金はよい。
(後略)

ponta Said:
皮肉なのは、60年前に絞首刑になったA級戦犯を崇拝しているとして日本の首相を最も強烈に批判している中国と韓国が、今絞首刑にされるべき、人間の皮をかぶった悪魔金正日の最大の支援者であることだ。


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テーマ:特定アジア - ジャンル:政治・経済

  1. 2006/08/23(水) 01:32:28|
  2. 日本外交
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<毛沢東の意図と日本軍の意図 | ホーム | 「日本の歴史問題」への反論か?>>

コメント

一般のアメリカ人はアジアの歴史認識に、どの程度の理解があるのか?

管理人さんこんにちは。
今回は先日取り上げていたワシントン・ポストのコラムを、エントリーの話題としたブログへ寄せられたコメントを抜粋したものですか。日頃、アメリカ人のこうした意見に接する機会がないものですから、興味深く読ませて貰いました。現在アメリカ在住しているネット仲間より、「アメリカ人は日本人には辛口な批評をするが、中国人に対しては概して甘い」と云う話を聞いていましたので、もっと口汚くコキ下ろしてるのかとも思いましたが、豈図らんやといったところでしょうか。
中身については大凡、日本の主張が理解されているといった印象ですが、ここに書き込んでいるponta氏は、ひょっとして日本人かも知れませんね。文章の表現が日本人ぽくないですが。
一方で前半部に語られていたと云う、「悪意や皮肉」にも興味をそそられます。まあ、愚にもつかぬものから、痛いところを突いている批評もありましょうが。米国人が描く、ネガティブに映った日本人像と云うのは、どのような生物として捉えられているんでしょうか?。また、アメリカでは日本のような均質社会と違い、個人間の教養の差が顕著だと伝え聞いておりますが、今回のエントリーで取り上げたブログは、どういった階層の人々が書き込みなり、閲覧なりをしているのかも、関心を惹かれるところです。
最後に素朴な疑問ですが、管理人さんは固有のHNも使用しておられぬし、プロフィール紹介欄もありませんが、もしや海外に在住されておられるのですか?
  1. 2006/08/23(水) 20:42:38 |
  2. URL |
  3. 笑鬼 #-
  4. [ 編集]

訳したのはオクシデンタリズムというブログです。オリエンタリズムを東洋趣味と訳すならこれは「西洋趣味」になります。
pontaという人は日本人でしょう。名前と内容もそうですが、「日本が中国と友好条約を結んだときにわれわれはこの問題を解決した。」と書いていることからもわかります。
ほかにも日本人がいるような気がします。

このブロガーは大の韓国嫌いですね。右の欄に「ホァビョン; FAQ 」というのがあったので訳してみましょう。「ホァビョン」はこちらに解説があります。
http://psychodoc.eek.jp/abare/hwabyung.html
このブロガーが使っているのはまあ「韓国人が議論で反論に窮した場合などに冷静さを失って感情的になる」という意味のほうでしょうね。
Q:私は韓国人だ。
A:それはよかった。
Q:このサイトはアンチコリアンだ!
A:確かにアンチコリアンだ。コリアンが言うことは真実と食い違っているからだ。冗談はともかく、このサイトがアンチコリアンだからどうしたというんだ。
Q:韓国の悪いところばかり取り上げている。なぜほかの事を書かないのか。
A:あー、ということは韓国に悪いところがあるのを認めているんだ。 私は自分が興味のあることを書いている。このブログが韓国のすべてではないが、多くを含んでいる。だから何が問題なんだ?
Q:あんたの記事は一方的だ。ものごとには二つの面がある。
A:そうね、たぶん私の記事は一方的だ。なにしろ、私は自分の意見を書いている。ものごとに両面があることについては、コリアのメディアが無視したり隠蔽したり歪曲したりしていることのもう一方の面を書いているわけだ。

「悪意と皮肉」ですが、コメント投稿者同士でやっていたわけです。
多分管理人が書いたと思われる「りこうぶるのがうまい」もそうですが、そのあとほかの投稿者が、「無限の知識と斬新な洞察で我々を教化してくれてありがとう。」などとやっていました。ほかのスレッドからの続きらしくてわかりにくいので割愛しましたが。
日本に対する悪意という意味ではインターナショナルヘラルドトリビューンに出た記事がひどいです。ワシントンポストに寄稿したアイケンベリーも傲慢といえば傲慢ですが、まだ日本のために穏やかに教え諭すという雰囲気がありました。こちらは完全に突き放した批判です。文章が難物なのでどうしようかと思っているのですが。
ブログのコメント欄のほうもあれの後まだまだ続きがあって、ソナギがポンタとヘリカルに皮肉交じりの反論をしています。私としてはこれが面白くでしょうがないんですが、ひとのブログのコメント欄を勝手に転載するのもなんだかなあとも思って。さあどうしましょうか。
たしかに海外に住んでおります。
  1. 2006/08/24(木) 15:37:54 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

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