日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

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中国人が見た国会乱闘

台湾議会の名物といえば乱闘騒ぎです。それを見て中国人がよく嘲笑していましたが、私などは、独裁者が決めたことを承認するだけの中国の似非国会よりはるかに進んでるじゃないかと思っていました。

ですから、中国のヤフー論壇に、「日本の議員が乱闘」として貼ってある写真を見たときも、台湾の間違いじゃないかと思ったんですが、日本のブログにも同じ場面の写真があるので、本当に日本の国会であることがわかりました。

日本議員が乱闘


元のページにはもっとナニな写真もあるんですが。

これにつけてある文章がちょっと面倒です。

孔子東游、遇二小児弁闘、問其故。
一小児曰 我以日本生山東、故属東。
一小児曰 夕日西下、日本帰山西也明矣、是以属西。
孔子不能決、後以問老子(就是我)。
老子笑曰 孰為汝多知乎? 日本無根基、豈能算東西!!


道家の「列子」にある文章に改変を加えたもの、言ってみればパロディです。
文字通りの意味はこうなります。

孔子が東遊したとき、子供が言い争いをしていたので、そのわけを聞いた。
一人が言うに、「太陽は東から生まれるので、東に属する。」
もう一人が言うに、「夕日は西に沈む。太陽が西に帰ることは明らかだ。だから西に属する。」
孔子はなんとも決めかねて老子(つまり俺様)[中国語の「老子」には「俺様」という意味がある。]に聞いた。
老子は笑って言った。「何も知らないやつだな。太陽はもともと土台がない、西でも東もないだろう!!」

元の漢文をご覧になれば分かるように、「日本」という字が三回出てきますね。これはここでの意味としては「太陽はもともと」なんですが、もちろん日本という国にかけてあります。

「東西」は中国語で「物」を意味しますから、最後のせりふを解釈しなおすとこうなります。

「日本には土台がないので、ろくなものじゃない。」

結局まあ、この人は国会乱闘の写真を見せて日本を馬鹿にしているわけですね。

これに対する他の読者の反応ですが、なんと、意外や意外・・・



「世間知らずは何を見ても驚く」
彼らは乱闘ができる。君にできるか?

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「何を言ってやがる」
私は親日派ではない。しかし、みんな考えてみるがいい。日本の議員がなぜ会議場でけんかができるか。中国では会議を開けばいつも満場一致、指導者が何か言えば屁をひるやつもいない。会議を開けば、いつも飲み食いして、遊んで、お土産をもらう。目を覚ませよ。

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上の人、乱闘現象を別の方面から分析して、あなたたちがこの問題を冷静に見ていることを証明するのは良い。しかし覚えておくべきだ。スレ主の発言はこのことに対してではない。日本人の侵略行為に対してなのだ。
私はみなに覚醒を呼びかける。我々が日本の罪行を批判するときは、やはり区別して対処しなければならないと思う。ああ。

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中国のやり方よりはるかにましなのに、まだ人の醜態のことを言う、この糞野郎、脳が錆付いてるぞ。

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日本の政治は台湾と同じだな。

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>上の人、乱闘現象を別の方面から分析して、あなたたちがこの問題を冷静に見ていることを証明するのは良い。しかし覚えておくべきだ。スレ主の発言はこのことに対してではない。日本人の侵略行為に対してなのだ。
私はみなに覚醒を呼びかける。我々が日本の罪行を批判するときは、やはり区別して対処しなければならないと思う。ああ。


永遠にそのことにこだわるのか? 他人の優れた点を見ようという気がないのか?
この白痴。中国の政治屋と同じガラクタ。中国の発展と将来のために考えることをしない。おまえは共産党の教育が生んだ白痴だ

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これはまさに日本が民主国家であることを表している。論争(または言い争い)があってこそより良く問題を解決できる。このようにして出てきた政策こそが合理的だ。これほど激しく争うということは、少なくとも内部の人は腐敗していないと考えられる。
それとは反対に、会議を開けばいつも和気藹々というのは良いこととは限らない。

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わが国は河蟹社会だ! 河蟹なんだから当然、会議を開けば満場一致だし、お土産をもらうだろ!!!

※ 中国語の「河蟹」は「和諧」と声調が違うだけで、発音が同じです。胡錦濤政権が今盛んに宣伝しているスローガン「和諧社会」(調和のとれた社会)を揶揄しているようです。

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鬼子が殴り合いをするのが民主的開明的だと言う同志たちは、政治が分かってない。幼稚すぎる。

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いずれにしろ、国家の高級幹部として、殴り合いをするのは十分に成熟していないことを証明している。
第二に、今日は南京大虐殺記念日だ。小日本は我々中国の300000の同胞を殺した。これは鉄の事実だ。
私がそれをうらむのは正常だ。
だから
私はスレ主のこの投稿を支持する。
今日私も小日本を罵らなければならない。
日本が永遠に安寧を得られないのが一番良い。




隣の芝生は青いと言いまずが、日本をチト買いかぶりすぎの人がいますね。とくに最近の国会の様子を見ていると、その感を強くせざるを得ない・・・


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  1. 2008/01/30(水) 16:35:35|
  2. 中国
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イギリス人の反論

Sex and Shanghai / 欲望上海 ブログがアクセスできるようになっていました。
http://chinabounder.blogspot.com/2006_08_27_archive.html

それでは参りましょう。張結海 上海社会科学院心理学教授のブログに対する自称イギリス人”ChinaBounder”の反論です。

中国の反日を英国人が評す を先に読んでおけば話が分かりやすいです。

緑字は”ChinaBounder”が張教授の文章を引用している部分です。

馬鹿が語った話。意味のない怒り狂った怒鳴り声。また狂人だ。癇癪を起こした愚か者が現代中国について間違った、馬鹿げた文章を書き散らす。

この男は上海社会科学院の教授だ。教授! このことは今日の中国が如何に間違っているかを示している。一国の教育制度というものは、最良で最も聡明な人間の本拠であるべきだ。思考し、比較考察し、バランスをとり、判断できる人間の。哀れな中国は代わりに何を得たか? このような脊髄反射のナショナリストだ。羊のように考え、ハイエナのように怒り、ラバのように無能な、視野狭窄、無思慮、愚かなうすのろ。ああ、ちっぽけな権威を身にまとい、怒った猿のような誇り高き張。

そして – 驚きの上にも驚きが積み重なる。彼は心理学の教授なのだ! 思考のあり方と陰影、道徳の色彩と程度への洞察を持つべき人間が、このような記事を発表する! 言葉の一つ一つが彼の信頼性を破滅させる。

それでも中国ではこれで知識人として通るのだ。中国で最も権威のある教育機関の教授がこの程度なのだ。このような人間が若者を教育する中国に何が望めるのか? これが平均的な知識人なら、この国は世界のリーダーの中で、どうやってふさわしい位置を占めるのか?

この記事を読んで、私は頭を抱えた。中国はこのような愚劣は克服しつつある思っていた。しかし、彼が書いたものをなんども読み返して、失敗への道が如何に強いか、どうにもならないかが分かった。もし中国が張結海を乗り越えられないのなら、何が望める?

この男を見よ。見て、聞け。現代中国が何になり得るかを聞いて、見よ。

今日、私は比べようもない憤怒の情を持って皆さんに不道徳な外国人の話をする。そしてこの不道徳な外国人を一致団結して中国から追い出すよう、全中国同胞に呼びかける。

ああ、この大げさな調子、空威張り、傲慢。それでも中国ではこれが普通だ。集団心理、「全中国同胞」という立場。外国は劣っているという含み。そして数をたのみにする、群集の正義の憤激。張結海(彼一人ではない)はものごとをひとつの見方でしか見ることができない。かれは誰もが自分のような見方をし、自分のように考えると思っている。彼は、他人は違った考え方をするかもしれないということが理解できず、白か黒かでしかものを見ない。

そして彼は続ける。

これは許せない。このゴミは見つけ出して中国から追い出すべきだ!!!

これもまた、中国にいる外国人がよく知る脊髄反射的セリフだ。中国人のための中国。我々は我々。お前らはお前ら。我々の意にかなう限りにおいてお前らはここにいる。

このクズの得意の見世物は卑猥でポルノチックな言葉を使って中国女性の体を描写し、どうやってセックスしたかを描写することだ。
たとえば、「俺のかわいいティンティン、ああ、想わずにはいられない、君の極上のきれいな体、きれいな肌、かわいくてつややかな乳房、色っぽくてつやのある精緻な下腹、甘やかで優雅な太ももと腕、ああ、もちろん両ひざのあいだ。君はなんときれいで色っぽくて美しいんだろう!」


卑猥でポルノチックだって? 女性の素晴らしさをほめることが? 皮肉なのは、彼が、平均的な中国男は恋愛がへたくそだと講釈をたれたあと、自分自身がへたくそだと暴露されたことだ。女性にきれいでセクシーだって言うことが卑猥だって?

全般的にいって、張結海は私が言ったことを正確に伝えているが、私が中国の男は「信じられないほど醜い」と書いたというのにはひとこと言っておかねばならない。彼が誤解しているだけだというのはありえる-確かに彼は思考能力も読解力もない- しかし私はそんなことは少しも言っていない。

我慢しようにもできないのは、このクズが中国の教壇で中国人の民族感情を勝手気ままに毀損し、中国を分裂させる言論をおおっぴらに広めたことだ。

まただ。彼はほかの人は違う考え方をするかもしれないということが理解できない。張結海にはそんな不確実なことは存在しない。彼にとっては、中国人は同じことを考え、同じように感じる同じような人間だ。そうだ、わたしが「中国人は・・・」と言ったら“クズ”になるが、彼が「中国人の民族感情」と言ったらそれは正当で、物事の本質を突いていて、正しいということになる。

周知のように、今月15日に日本の小泉首相がまた靖国神社を参拝して、中国とアジアの多くの国の強い抗議を招くだろうが、このクズは8月17日にブログで中国人の民族感情を傷つけた!

まただ。もし私が“中国人の民族感情”に賛成しなければ、中国を中傷していることになるし、張結海が気に入るような考え方をしなければ、必然的に私が間違っているということになる。

無知のオンパレードだ:

私はかつて≪中国人の二つの致命的欠陥≫で、イスラエル人が一切の代償を惜しまずにナチスを千里追い回し、ついには自らが設けた絞首台に送ったことを高く評価した。

これは事実であり、好ましいことでもあるが、今の話題には関係がない。私のブログではっきりさせたように、怒りの対象にすることが正当化されるのは犯罪を犯した者だけだ。そのような者とは、サイモン・ウィーゼンタール・センターの追及の対象だ。

しかし今の中国では、日本人はただ日本人というだけで嫌われている。ともかく、中国政府は良好な両国関係を築くために、多数の戦犯を処置することを差し控えた。

日本人はとっくの昔に我々に謝っていただろうし、二度と靖国神社なんぞに参拝しようと思わないだろう。

ああ、私も張結海のようにおかしなやつに見えるだろう。彼が書くことは狂っているから、私の答えもまた同じようになってしまう。
この無意味なたわごとに対しては、前に言ったことを繰り返すだけで十分だ。
- 日本は謝った。そして、尋ねよう。人は犯してもいない罪に対して謝罪できるだろうか? 今の日本政府は、とにかく、誰も殺していない。しかし、前任者の罪に対して謝罪できるなら、中国共産党は死に至らしめた3千万から5千万の人にいつ謝罪するのか?

しかし張結海は何を求めているのか? 自分が危害を加えてもいない人に、やってもいないことを、今の日本人が謝れと?

彼はなんと教壇で公然と中国分裂活動に従事している。たとえば、彼は新疆出身の学生に聞いた。「新疆は本当に中国の一部分であるべきか?」 同時に彼は無数の学生に向かって言う。「台湾はもともと独立国家だ。」

私はまた頭を抱える。わたしは、このような脊髄反射的たわごとは、学生は言うだろうと思った。しかしそれを教授から聞くとは嘆かわしい。
再び言おう。これが知的エリートの標準だとしたら、どうして中国が偉大になれると望めよう。

新疆〔訳者注=東トルキスタン・中共が言うところの新疆ウイグル自治区〕が中国の一部だと言う人がいたら、私は喜んで耳を傾ける。

張結海は反対意見を聞こうともしない。自分と反対の意見を受けつけない学者とはなんだろう。そうさな、糞学者だ。

新疆から来たムスリムの学生と話したことがある。彼らはほとんどが新疆が中国の一部であるべきだと思っていなかった。台湾についても・・・ それは別個の国であって、否定のしようがないことだ。別個の国であるべきか、または別個の国であり続けるべきかはまた別の問題だが、今は別個の国だ。台湾人は自分たちの指導者をえらぶ; 自分たちの法律、言語、通貨、パスポートがある。中国政府は台湾に対して直接の権力を持たない。関係者がすべて「一国二制度」の虚構を受け入れても、事実台湾は別の国だ。国際社会が台湾パスポートと中国パスポートをどう扱っているかを見ればそれがわかる。

事実をありのまま見ることが学者の仕事であって、自分が見たいように見ることではない。張結海はこの最も基本的なことができない。彼は真の知性への最も低い段階にも達していない。

(後略)



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  1. 2008/01/19(土) 04:51:33|
  2. 中国
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北朝鮮動画

北朝鮮のウェブサイト 「ウリ民族だけで」の「時事漫評 から動画を二つほど。
パソコン画面をデジカメで撮ったんですが、写真だけではつまらないので、リンク先に飛んで動く画面をご覧になってください。

とは言っても、なにぶんテロ国家ですので、各自の責任においてということでお願いします。


よみがえった極悪人
http://www.uriminzokkiri.com/Newspaper/manpyong/display.php?Name=Run/Task8.swf&No=8

よみがえった極悪人1

鉢巻を締めた 「周辺事態法」 と 「海外派兵法」 と 「《有事時》関連法」 と 「軍事費年間500億ドル」 が出てきて・・・・


よみがえった極悪人2

「軍国主義」 の棺桶を起こして・・・


よみがえった極悪人3

ジャーン!





これは動きがあまりないんですが、高らかな笑い声がなんともいえない味を出しています。

はやく大きくなれ
http://www.uriminzokkiri.com/Newspaper/manpyong/display.php?Name=Run/Task3.swf&No=3

はやく大きくなれ2


ひとのことはいいから、金がないぶん人の生き血を吸って大きくなったどこぞの軍隊を何とかしてくれませんかねえ。


自分の頭の蝿を追えと思った方はここをクリック!

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  1. 2008/01/17(木) 09:00:36|
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地図における台湾表記の問題

学研が台湾を台湾島と表記した地球儀を販売していたことが問題になっています。当ブログの守備範囲からは若干ずれますが、今回はこれについて意見を述べてみようと思います。

末尾(続きを読む)に産経グループ「イザ」の全文を貼っておきます。

これは、台湾のこととなると、現実を受け入れることを拒否して自己の妄想を外国にまで押し付けて恥じない中共政府に第一の問題があることです。学研に非があるとすれば、地球儀などという主権国の領土と国境線という敏感な政治問題が絡んでくるものを、中国のような頑迷な言論弾圧独裁国家で製造したことでしょうか。当局の意に染まないものを出荷しようとすれば横槍が入るのは十分予想できたはずですから。

意外に感じたのは、学研が「中華人民共和国政府の指示により」云々のメモを添付したことです。私は学研という会社とは縁もゆかりもないもので、とくに肩を持つつもりもありませんが、これは日本の出版社にしては良心的な部類に入るのではないかと思いました。

と言うのも、日本で発行されている地図では、台湾は中国の一部として扱われるのが普通だからです。

日本の出版社の地図(クリックで拡大)


これが日本の出版社が日本で印刷し販売している地図の代表的なものです。

中国と台湾が同じ色で塗られ、台北には北京平壌ソウル東京にあるような首都であることを示す下線が引かれておらず、日韓・日台・台湾フィリピンの間には引かれている国境線が中台間にはありません。

これでは、どこからどう見ても台湾は中国の一部です。しかも何の但し書きもありません。

なんども繰り返しますが、これが日本で発行されている地図の基本的な形式です。高校で使う帝国書院の地図帳のほか、昭文社、平凡社などみなそうです。台湾を独立国として扱っている地図帳など見たことがありません。

上に掲げた地図をもう一度見てください。「台湾」の文字が明朝体になっていますね。ほかの、「(中華人)民共和国」や、「日本」などの国名に使われている字体とは明らかに異なります。そして同じ明朝体で記されているのは「長江」、「東シナ海」、「日本(列島)」(「列島」の部分がはみ出ていますが)などの自然地形の呼称なのです。ですから、この「台湾」は台湾という島を意味していると解釈できます。

こうしてみると、学研が台湾を「台湾島」と表記しても日本では問題にならないと判断したのも無理からぬことなのではないでしょうか。中国領土であれ、独立国家であれ、 台湾が島であることに変わりはないのですし。

ですから、文科省や外務省が「前代未聞と驚いた」ということのほうがよほど驚きです。

伊原吉之助・帝塚山大名誉教授は「世界地図の表記はその国の利益に直結しており、他国の主張にやすやすと屈服し、自国で販売するというのは主権侵害への加担であり、一企業の商行為でも不誠実のそしりは免れない。」と話したそうですが、それを言うなら、日本の地図出版社はすべて中共に屈服しています。

これはもともとは、日本政府が中共の主張する「台湾を含むひとつの中国」と言う虚構を「理解し尊重する」としている日本政府に問題があることです。

台湾が現実に国家としての要件を備えているにもかかわらず、そして日台が経済・文化・人的交流など多方面で密接な関係を有するにもかかわらず、日本政府は台湾を国家承認していません。

台北駐日経済文化代表処のサイトから引用します。

中国が国際政治を操作し、国際社会において「一つの中国」の原則のコンセンサスを獲得すると共に、台湾を圧迫する粗暴な制圧手段こそが、地域情勢に緊張をもたらし、両岸関係の調和を破壊する主な原因・・・・

日本政府が中共による操作をやすやすと受け入れ、何の圧力があるのか知りませんが、出版業界の大勢も政府の方針に唯々諾々と従っているのが現状なのです。ことは学研一社だけの問題ではありません。

もう一箇所、同サイトの 駐日代表機関の紹介 から。

台北駐日経済文化代表処は、中華民国(台湾)の日本における 外交の窓口機関です。民間の機構ではありますが、実質的には大使館や領事館の役割を果たしています。

実質的な駐日台湾大使館が「台北駐日経済文化代表処」などという偽りの名称を使わざるを得ないところに現状の不合理が現れています。これは台湾側にとってははなはだ不本意なことなのでしょう、taiwanembassy.org というURLで一矢を報いています。(本当はtaiwanembassy.gov としたかったところでしょうが)

そしてこれは日本一国だけのことではありません。同サイトが書いているように、中国が国際政治を操作した結果、台湾はいまだに国連にも加盟できません。台湾を国家承認している国も小国ばかり二十数カ国しかないのです。


先に引用したのは、「陳明通・大陸委員会主任委員:米国は台湾の国民の主体意識を尊重すべき」という記事の中の一節ですが、その冒頭にこうあります。

米国のライス国務長官が<2007年>12月21日、台湾が行おうとしている台湾名義での国連加盟の是非を問う国民投票に反対であり、これは台湾による挑発的行為であると表明したことについて、陸委会<大陸委員会>は12月22日、強い遺憾の意を示すと共に、国連加盟についての国民投票は台湾の国民の総合的な意志の展開であると再度厳粛に表明するものである。

民主主義の伝道者を自任するアメリカともあろうものが、民主的手続きにのっとって台湾人の民意を問おうとする国民投票について反対を表明するとはいったいどういうことでしょうか。台湾の国連加盟にどうしても反対なら、これもおかしな話ですが、国連決議の場で反対票を投じればいいだけの事です。中米両国は安保理で拒否権を持っているのですし、世界的に圧倒的な政治力を持つアメリカが反対すれば、台湾の国連加盟など容易に阻止できることです。

中共の顔色を伺って台湾の内政に干渉するとは、ライスさんはいったい何を恐れているのかと言いたくなります。

また中共のほうでも、日ごろ台湾独立を支持するような発言には内政干渉だと騒ぎ立てるくせに、このような明白な台湾の内政に対する干渉にはご満悦の様子なのもおかしなことです。


見てきたように、日本で出版されている地図はほとんどすべてが台湾を中国の一部として扱っているわけですが、欧米では事情がかなり異なります。


ザタイムズの地図これはイギリスの The Times が出している地図です。

台湾と中国が違う色で塗り分けられ、台北は首都であることを示す黄色の正方形で示されています。




メリアムウェブスターの地図アメリカの Merriam-Webster の地図です。

(上の2枚が地図帳をデジカメでとったもので、これはネットから取り込んだものです。)


このほかにも、イギリスの PHILIP'S 、ドイツで印刷されている GEO CENTER の地図も同様の表記です。欧米の地図では台湾をひとつの独立した国家として扱うのが一般的なようです。

日本の出版社はどうして中共の干渉にこうもやすやすと屈服し、実態に合わない表記をして恥じないのでしょうか。学研の場合はまだ製造元が中国だったということで同情の余地があるわけですが、ほかの出版社の場合は、日本で印刷して日本で販売しているのですから、どこにも気兼がいらないはずなんです。日本政府の公式的立場と相容れないとは言え、中国とは違い、日本では言論出版の自由が保障されているのに。


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  1. 2008/01/15(火) 02:40:10|
  2. 台湾
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韓国紙が剽窃?

1月4日付の韓国の中央日報日本語版で、 日本I「T強国の教育システムを学ぼう」インド式学校ブーム という記事があります。これは読み比べればお分かりのように、前々回の インド式教育ブーム で取り上げた ニューヨークタイムズの記事をツギハギして要約したものです。中央日報独自の取材によって書かれた部分はゼロです。独自の見解も付け加えられていません。ただひとつニューヨークタイムズの元記事にない文章は、記事中ほどにあるこれです。 「米ニューヨークタイムズ(NYT)は2日~~と報道した。」

不思議な記事です。記事全体がNYTの丸写しなのだから、最初にこれがNYT記事の翻訳要約であることを示しておくべきでしょう。それをせずに、中ほどで唐突に「NYTは~と報道した。」と書いても、その報道というのがどこからどこまでを指すのかがあいまいで、全体としてはこれが中央日報独自の記事であるという印象を与えるようになっています。その上末尾に、「ペク・イルヒョン記者」とあります。単なる翻訳に記者の署名は普通入れないでしょう。

これでは、この記事はペク・イルヒョン記者が自分の取材を基に書いたと誰もが受け取るでしょう。、コメント欄に書き込んでいる人のほとんどがこれを韓国人の見解だと解釈しているのを見てもそれは言えます。

最近も韓国人の剽窃癖が話題になっていましたが、これなどもその文脈の中で捉えることができそうです。 「NYTは~と報道した」 という一文を挿入したのは、ほら、ちゃんと断っているではないかと言い逃れるためのアリバイ工作のようなものだと解釈できます。

追記
中央日報の記事、消えてしまうといけないので、魚拓しておきました。
http://s03.megalodon.jp/2008-0109-1941-41/japanese.joins.com/article/article.php?aid=94506&servcode=A00§code=A00


さて、NYTの記事を引き写しながら、ペク・イルヒョン記者が書かなかった(翻訳しなかった)部分があります。

日本人の多くは、自国がアジアで最も進んだ国であることを誇り、長年アジアを見下してきた。実際、日本は100年以上にわたってアジアで優位に立ってきた。最初は帝国主義大国として、そして最近はアジアで最初に欧米並みの経済発展を果たした国として。




電車の中などで、運動部の先輩と後輩でしょうか、中学生が中学生に敬語を使って話しているのを見て、違和感を感じることがあります。他の人は知りませんが、自分は感じます。その違和感はどこから来るのかと考えてみると、つまりこういうことだと思います。「どちらもガキのくせに、上も下もないだろう。」

西洋人が「日本人はアジア人を見下している」と言うときも、これと同種の感覚を持っているのではないかと思うことがあります。つまり、「同じ“有色人種”のくせに、上も下もないだろう。」という。

日本人の偏見など、次に述べられているような凄まじいまでの敵意と憎悪に比べれば何ほどでもないと思うんですけどね。

ある日本女性がスウェーデンの遊園地で着ぐるみの仕事をしていたときのお話。

http://reekan-j.hp.infoseek.co.jp/swetoho7b.html

リンク先に飛んではじめから読んでもらうのがいいのですが、ここにさわりだけ引いておきます。

この男、私の着ぐるみのヘッド(着ぐるみの頭)をぐいと引っぱり上げ、『見てみろよ、この着ぐるみ、中国人が入っているぜ!シンションシャン!!中国人が俺達を騙そうとして動物(着ぐるみ)に成りすましているぜ!シンション、何か言ってみろよ中国人!!』子供達はわーっと歓声を上げ、益々ケリが激しくなります。『この中国人、動物のフリしたって中国人は中国人なんだからね!消えなさい、黄色ヤロ―!この馬鹿中国人!!』ひとりの女の子がそう叫んで私を思いきり3 メ―トルの高台から突き落としました。ヘッドをかぶっていると視界が悪く何が起こったのか分からないまま、私はあっという間に地上に転がり落ちてしまいました。目を開けると子供が狂ったように大喜びしながらこっちへ向かって走ってくるのが見えました。『殺される、、。』私は逃げようと立ちあがろうとしましたが、腰とひざを強く打ったようで、痛くて動けません。さっきの女の子が私に追いつきまたケリを入れ始めます。引率の女の人はあまりにも笑いすぎて涙を流し、懸命にそれを拭っていました。私は這いずりながら従業員室へ逃げ、女の子は『黄色ヤロ―、馬鹿中国人!』と私のお尻を蹴り続けます。
ボコボコにされた私はなんとか従業員室まで戻って来れました。外では『戻って来い、卑怯な馬鹿中国人!』という笑い声が響きます。その場にいたアルバイト従業員の高校生が驚いて部長に連絡を取り、即救急車を呼んでくれました。私はショック状態で何が起きたのかよくわからず、呆然としているうちに担架に乗せられ救急病院に運び込まれました。救急外来なのに6時間半も待たされました。その間に、血だらけのイタリア人観光客が私の隣にかつぎ込まれ、苦痛に声を震わせていました。警察が通訳を連れて事情聴取を始め、耳をすませばこんな話でした、、、 “観光でストックホルムに来た。旧市街を歩いていると、3人のスキンヘッドに囲まれ、ワケのわからない事を言われナイフで刺された。”
そこで私は堰を切ったように泣けて泣けてしょうがありませんでした。トロい私はやっとその時、自分の身に何が起こったのか把握できたのです。子供も大人も、ケリを入れられ高台から付き落とされる中国人の姿(ホントは日本人だけど、スウェ ―デン人にとってどっちも同じ)は、涙を流すほど滑稽でおもしろいものだと思っている。誰も制止しない、それどころか、ゲ―ムを楽しむかのように虐待し続けていた、、。
この話をスウェ―デン人にすると、『信じられない、、。』とショックを受ける人間もいるけど、『あんたがどんなブザマな姿で逃げたか想像するとウケる!』と大笑いする人間もいるのも事実。そんなに面白いですか、中国人(日本人)がスウェ―デン人中学生に虐待される姿って、、、?
スウェ―デン人が笑いながら私に言い放った言葉が益々私の怒りを激しくさせた。『あなたがボスニア難民だったら、こんな被害にあわなかったのにね。白人だからパッと見ただけじゃ、スウェ―デン人かどうか区別できないもん!』


ほかにもいろいろとありますねえ。

http://reekan-j.hp.infoseek.co.jp/swe.html

http://tohohonoshufu.blog18.fc2.com/
底なし沼で

とまあ、ここではひどい話の部分ばかりを紹介しましたが、このサイト、全体としてはなかなか気が利いた楽しいサイトです。


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テーマ:韓国について - ジャンル:政治・経済

  1. 2008/01/09(水) 13:12:45|
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ギャルの形態模写

前回からの宿題があるんですが、ここでちょっとお休みをいただいて、ようつべで息抜きを。

sushi


コメント欄から。

「アチャー、すしを箸で食べちゃったよ」

「なんで?近所のすし屋で外に塩を盛ってあるのを見たことないぞ。
安物の店なんだ・・」

「はは、これはすごくためになる。これからすし屋に行くときはサムライ式にいかなきゃな。」

「OK 僕は日本語がしゃべれて、これが全部嘘だって知っている。これがジョークだと知らずにすし屋に行って、“絶滅危惧すし”をたのむマヌケを可哀想に思う。」




[J] 夏祭り♡



全体的にギャルっぽいんだけどォ、とくに後半の「じゃ、ギャルになろう。」ってところが面白い。ギャルの形態模写になってる。日本のテレビに出たらうけるんじゃないかな。


日記♡2月15日


英語でしゃべってるのもあるけど [E] 2007-7-26 ~ Suspended 、雰囲気がぜんぜん違う。バイリンガルはしゃべる言葉によって性格が変わると言われるのはこういうことかな。

と思ったらやっぱりこんなコメントがありました。
Why do you always smile and almost laugh when you talk in japanese?


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オマケ

Urban Ninja II - Urban Ninja 2


テーマ:ブレイクしてほしい芸人 - ジャンル:お笑い

  1. 2008/01/07(月) 01:42:20|
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インド式教育ブーム

アメリカ人からよく聞かされてうんざりする日本人評のひとつに、「日本人はアジアを見下している」というのがありますが、ニューヨーク・タイムズのマーチン・ファックラーはそこに大きな変化を感じとったようで、いかにもアチラの記者らしい皮肉たっぷりの記事を書いています。

同じ記事がインターナショナル・ヘラルド・トリビューンにも掲載されていて、両者には文章表現上で若干の異同があるのですが、今回はIHTのほうから訳します。

ニューヨーク・タイムズ
優位を失い、日本人はインドの学校を羨望する

インターナショナル・ヘラルド・トリビューン
日本の新しい教育モデル : インド

三鷹、日本 景気は上向いてきたものの、日本は、インドと中国という勃興するアジアのライバルと競争する能力について、最近危機感に取りつかれている。その結果として、流行に取り付かれやすいこの国で、インド式教育がはやりになってきた。

このちょっとしたインドブームは、かつては国際的なテストでトップランクに位置する生徒を輩出したこの国の学校や施設について多くの日本人が感じている不安感を反映している。今ではインドを見習おうという人が多い。インドは多くの日本人が興隆する教育大国だと見ている。

本屋は「究極のインド数学ドリル」とか「インド人の知られざる秘密」のような題の本であふれかえっている。新聞は、日本の小学生にとっての標準である九九をはるかに越えた掛け算を覚えているインドの子供について伝えている。そして日本のインド人インターナショナルスクールは、日本人家庭からの入学申し込みが急増している。

リトルエンジジェルス イングリッシュアカデミー & インターナショナル・キンダーガーテンでは、教科書はインドのもので、ほとんどの教師は南アジア人で、教室の掲示物には、羽で飾られたターバンを巻いて踊る象のような、インドの伝説上の動物が描かれている。幼稚園児は、インド国旗の色である緑と濃黄色を使ってインド地図に色を塗ることまでする。

リトルエンジェルスは東京郊外の三鷹にある。45人のうちインド人は一人だけで、ほとんどは日本人だ。

ほかのアジアの国を教育における手本と見る考え方など、数年前は聞いたこともなかったと教育の専門家や歴史家は言う。

日本人の多くは、自国がアジアで最も進んだ国であることを誇り、長年アジアを見下してきた。実際、日本は100年以上にわたってアジアで優位に立ってきた。最初は帝国主義大国として、そして最近はアジアで最初に欧米並みの経済発展を果たした国として。

しかし近年では、インドと中国の後ろで影が薄くなっているのではないかという不安がますます高まっている。インドと中国は急速に経済的重みを増し、洗練されてきている。日本政府は日本の技術的優位を保ち、軍事力を強化しようと努めてきた。しかし、日本人は従来の近隣諸国への無関心を改めざるを得なくなった。

思いがけなくも、日本は、しぶしぶながら、新しい敬意の念を示し始めた。

「今まで、日本人は中国とインドを遅れた貧しい国だと見なしていました。」と村井吉敬
上智大学アジア学教授は言う。「日本が自信を失うのにつれ、アジアに対する態度は変わりつつあります。インドと中国を、何か取り入れるべき物がある国だと見なし始めています。」

教育においては、見たところ日本人の関心は、国際的なテストでアジアの競争相手に如何に引けをとったかにちょうど比例して高まっているようだ。先月、数学能力についての国際調査で日本は2000年の一位から台湾・香港・韓国よりも下位の10位に落ちたというOECDの発表を受けて、驚きの悲鳴があがった。

日本は理科では2000年の2位から6位に落ちた。

中国が政治経済おける挑戦者だという懸念をかきたてている中、インドは教育の分野でのもっと好ましいライバルとして現れた。これはある程度、中国製品が安物で、技術の模倣者だという日本でのイメージが関係している。それに対してインドは、日本が食い込めなかったソフトウェア開発やインターネットビジネス、知識集約産業で成功したことで、羨望をかきたてずにおかない。

多くの日本人が悔しい思いをしているのは、今彼らが賞賛しているインド教育とは、かつて日本が勤勉と規律で名声を博したものとほとんど同じだからだ。すなわち、早い年齢から多くを学習すること、丸暗記と詰め込み教育への重度の依存、特に数学と理科における基礎重視だ。

インドの教育は子供に多くのことを要求するが、それはリトルエンジェルス・キンダーガーテンで見て取れる。だからこそ人気があるのだ。そこの生徒は2歳で20まで数えるよう教えられ、3歳でコンピューターの手ほどきを受け、5歳では掛け算をおぼえ、文章問題を解き、英語で1ページの作文をする。それは日本のほとんどの学校では2年生になるまで教えない。

日本人が落ちる一方の競争力について心配していることは、まさに、20年前に日本が経済的に成り上がっていた頃の他の国のあせりを思わせる。

「日本がインドの教育から学ぶことに関心を持つのは、アメリカが日本の教育から学ぶことに関心を持つこととよく似ています。」と岡本薫政策研究大学院大学教授は言う。

日本では新しいことは大抵そうだが、インド式教育への関心は誰もが追随する社会的流行になった。

インド式教育は、トークショーから教育に関する会議まで、公共の場でよく話題に上る。大衆向けの本は、二桁以上の数字の掛け算割り算を解くインド人の秘訣をあかすと謳う。

保守的なことで悪名高い日本の文部科学省までが、インド式教授法を検討し始めたと文科省国際課のタカイ・ジュンは言った。

熱心な親は、子供を日本に五・六校あるインド人学校へやろうと試みる。競争の激しい大学入試で有利になるだろうと思うからだ。

東京には、主にインド人滞在者向けの、幼稚園から中学までのインド人学校の大きなものが二つあるが、去年から日本人の親からの問い合わせが急増している。

グローバル インディアン スクールは、今は200人の生徒のうち20人が日本人で、インド人と日本人の親たちの要求が高いので、近くの横浜市に第二キャンパスを建設中だと言う。

もうひとつ、インディア インターナショナル スクール イン ジャパンは生徒を170人に増やしたばかりで、そのうちの10人は日本人だ。また増やす計画をしている。

「日本人の親ごさんには非常に非常にか興味を持っています。」とインディア インターナショナル スクールの Nirmal Jain 校長は言う。

ブームは、多くの日本人が他のアジア人に対して少しは寛容になるという副次的効果を生んだ。

リトルエンジェルス スクールの創設者である Jeevarani Angelina は、元インド チェンナイの石油会社の役員で、1990年に夫とともに日本に来たが、最初はインド女性が学校を始めるために土地を借りようとしても、地主を説き伏せるのが難しかったという。しかし今では、彼女と3人のフルタイムの教師が非日本人のアジア人だということがこの学校のセールスポイントだ。

「私が始めたときは、コーケイジアン《いわゆる白人=訳者注》ではないアジア人が教える英語《を教授言語として使う》学校は初めてでした。」と彼女は、古くからあったアメリカ系とヨーロッパ系のインターナショナルスクールを引き合いに出して言った。

他のインド人学校と違ってリトルエンジェルスは、彼女が自分の息子を日本の幼稚園に通わせたときに感じた欠点を補うために、第一に日本人の子供を対象としているとAngelina は言う。

「インド式教育ブームが始まったときに始められたのはラッキーでした。」と50歳のAngelina は言う。彼女は Rani Sanku と名乗っている。そのほうが日本人が発音しやすいからだ。( Sanku は夫のファミリーネーム。)

Angelina は、グループ活動を増やし、丸暗記を減らし、インドの歴史を省くなどして日本式のカリキュラムを採用した。彼女は、幼稚園の成功に意を強くして、今年インド式小学校の開設を計画している。

親たちは学校が厳しい規範をとることを熱望している。

「うちの息子は同じ年のほかの日本人の子よりもレベルが高いんです。」とキクタケ エイコは言う。「インド式教育はほんとにすごいです! こんなことは日本の幼稚園ではとてもできません。」

インディア インターナショナル スクール イン ジャパンのサイトがありました。表紙は子供たちが日印両国の国旗を振る前を安倍夫妻とマンモハン・シン首相が並んで歩いているところです。

日本人に興味を持っているということは、つまり入学させたいということなんでしょうけど、日本語のページはないようです。インドのカリキュラムを使って教えるから、インドに帰ったときも困らないとか、インド人向けのことしか書いてありませんし。

リトルエンジェルスの方は第一に日本人を対象としていると言うだけあって、日本語のサイトがあります。この幼稚園はテレビで何度も取り上げられたようで、 International Herald Tribune The Asahi Shimbun でも一度記事にしています。

なんだかこの幼稚園の宣伝みたいになってしまいましたからバランスをとっておきましょう。

日本人が子供をインド人学校に入れたがるのは、英語を身につけさせたいということが大きいんでしょうが、インド人は訛りがきついですよ。それがインドでの標準英語として流通していて、彼らは改める必要を感じていませんからね。イギリスに留学したインド人がインドに帰ってきてイギリス英語を話したら白い眼で見られたという話があるくらいで。

何も英米人が話す英語だけが英語じゃない、それぞれが自分の訛りで堂々と話せばいいという考え方もありますが、日本人がインド人訛りを覚えるのも如何なものでしょうか。

まあそんなことは小さなことです。一番大きな問題だと思うのは、インディアンスクールにしろアメリカンスクールにしろ、子供を外国人学校に入れたがる親というのは、自分の子供をいったい何人にしたいのかということです。

外国人学校でも日本語を教科として教えてはいるのでしょうが、それだけで足りるものではありません。普通の日本人が学校の理科や社会で学んでいること、それらはすべて日本語の勉強でもあります。それを通じて、たとえば「細胞」とか「需要と供給」などの言葉を覚えていくのです。ですから、理科や社会を英語で学んだならば、日常会話を超えた少しでも抽象的なことになると英語でしか考えられない人間になるでしょう。自分で努力して読書なり勉強なりすることなしに、日本でまともな社会生活がおくれるとは思えません。かといって英語も完璧にはならないし、ひどく宙ぶらりんな人間になると思いますね。

最後に個人的な感想をひとこと。だいぶ昔のことですが、香港の、インド人が多く住んでいることで有名な雑居ビル(チョンキンマンション)のエレベータでインド系らしい女性が自分の子供に「ワンツースリー・・・」と英語で数を数えさせていました。自分の母語ではなく、地元の人が話す広東語でもない言葉を幼児に覚えさせようと懸命になっている親というのはなんだか哀しいなあと思いました。


マーチン・ファックラーのものの見方についても言いたいことはあるんですが、次にします。


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  1. 2008/01/04(金) 20:28:34|
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