日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

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「アメリカの刀を借りて日本右翼を殺せ」

7月7日は盧溝橋事件の70周年で、例によって中国では関連のニュースが大々的に報道されています。一見反日の大合唱のようにも見えますが、そこに微妙な変化が読み取れなくもありません。

たとえば「中国新聞網」。
朝日新聞が日本の首相に南京を訪問して戦争犠牲者を慰霊するよう呼びかける

朝日新聞の社説「盧溝橋事件70年―もう一歩、踏み出す勇気を」を記事にしたもので、この社説が「政府と民衆に歴史を正視するよう呼びかけ、日中関係を改善させるため“勇気を出してもう一歩進め”と政府と民衆に呼びかけている」と書いています。

そこで注目したいのは、朝日新聞のことを「日本の主流大新聞」だと紹介している点です。日本の主流大新聞の社説≒日本人の大勢の意見なんだからと反日にはやる民衆をなだめているようにも見えます。
まあ、中国政府にはどのようにでも利用しやすい新聞ではあります。

人民網にはこんな記事も。
日本で盧溝橋事件70周年記念集会


さて、表題の件ですが、これは戴旭という軍人がやっているブログの記事の題をそのまま戴いたものです。
まあ何と血腥いことの好きな人たちであることよ。

なお、これは久間さんが防衛大臣を辞任する前に書かれたものです。反応の遅いことですみません。


アメリカの刀を借りて日本右翼を殺せ

数日前、日本の右翼議員たちがアメリカの右翼新聞「ワシントンポスト」の紙面を買って、慰安婦を否定し当時の日本軍国政府と「皇軍」を美化する広告を出し、アメリカ下院の憤怒を誘発し、日本を譴責する決議を通過させた。日本のメディアは一様に嘆き悲しみ、安倍首相は厳粛な面持ちで一言も発しなかった。

今日突然、日本の高官の談話を聞いた。-かねてからの発言でアメリカを不愉快にさせてきた久間章生防衛大臣が、なんと、アメリカの日本への原爆投下に理解を示したのだ! アメリカ人の間でさえこの問題には議論があるのに、日本の国防部長が「理解」を示した、民族の尊厳を蔑ろにしてアメリカの歓心を買おうとするその態度に世界人民は驚嘆した!

自己韜晦と臥薪嘗胆に長けた国家と民族の高級軍事官員がこのような話をしても、本心からのものでないことはアメリカ人もよくわかっている。一貫して言行の一致しない日本、今日慰安婦を否定し、明日はアメリカが日本に「侵入」したことと極東裁判の日本戦犯に対する判決を否定する。

日本の石原東京都知事は神風特攻隊を称える映画を自分で撮ったのではないか?そして東条英機を称揚する「プライド 運命の瞬間」も日本で上映された。

日本が歴史を否定する火の粉がいつか自分に振りかかるのを恐れるため、アメリカは日本の右翼に非常に厳しい。日本は当然自分のインチキを内心よくわかっており、アメリカがさらに厳しい措置をとることを恐れて、あわてて行動し、強烈な 反日感情のあるアメリカ議員の口をふさいだ。

しかし、私が興味を持つのはそこではない。なぜアメリカが一片の決議だけで頑迷固陋な日本右翼の顔色を大きく変えさせたのか? それは歴史問題でこの上なく苦しんでいる中国に何を指し示しているのか?

第二次大戦中に日本がアメリカに与えた損害は、中国に比べれば何ほどのものでもない。さらに、アメリカの日本に対する報復は、中国が善意を持って日本に対するのとは天と地ほどの差がある。日本は中国に対しても歴史を否定し、アメリカに対しても歴史を否定する。しかし、日本は中国に対しては強硬なこと石の如く、アメリカに対しては軟弱なこと豆腐の如しだ。

これが中米両国の実力と対日政策の結果であることは疑問の余地がない。中日間の歴史問題は二国間の政治問題ではなく、全人類価値観の哲学と文化の問題だと筆者は考える。中国は、全人類を代表して単独で日本と紛糾する必要はなく、またその資格もない。この問題は国連で処理すべきだ。少なくとも、アメリカ\ロシア\イギリス\フランス等を含む第二次大戦反ファシスト陣営の国家が処理すべきだ。

中国の本当の日本との二国間問題とは、領海\領土問題だけだ。長らく我々は思考法が狭窄でこの点に目が行かず、日本右翼に鼻づらを引き回されてきた。日本の首相が靖国神社に参拝しても、抗議するのは中韓等の少数のアジアの国だけだった。今、機会は来た。日本の右翼は中国が騒いでも抑制を受けなかったため、全世界が祖先の目にあまる罪行について一顧だにしていないと考え、そこで、国際社会、特にアメリカの顔に小便をかけ始めた。

ファシストは人類共通の敵であり、日本の右翼は本質的には民族主義などではなく、当時のファシズムの毒が現代まで残っているに過ぎない。欧米は日本から空間的に遠く離れているため、加えて日本経済の奇跡と日本の指導者が何かにつけて叫ぶ民主国家の看板に惑わされて、歴史上日本軍国主義が根本から清算されてこなかったという事実を見落としてきた。狼は毛並みを梳かして整えても犬にはならない。欧米はいま目を覚ますべきだ。日本の右翼は以前は歴史問題で中国を挑発し、現在アメリカをからかい始めた。次は全世界を愚弄するだろう。

今回アメリカ人が日本の右翼に食らわせた平手打ちは、日本の右翼を少しは誠実にさせるだろうが、歴史痴呆症にかかった日本の右翼がこれで消滅することは決してない。彼らは戦術を変え、実を避け虚をつき、アメリカを怒らせるようなことはせず、しかし中韓には我を張り続けるだろう。

故に、中国はこの機会を利用して外交戦略を調整すべきだ。米\日歴史問題の争い、および日本右翼がアメリカの一撃に耐えられないという事実により、今後中国はアメリカの手を借りて日本右翼を殺すという方法が思考上の選択枝として考えられる。

アメリカは、現に日本との政治上の同盟国ではあるが、人類普遍の価値観に関しては基本的な良識をなくしたわけではない。そして、中米間には意見の不一致や衝突があるにしても、新ファシスト等の人類の敵に反対することにおいては根本的に一致する。

ここに、中国が世界のすべての正義勢力と連合して反人類勢力に対処する理論的基礎と現実の可能性がある。このようにして中国は日本の右翼の挑発から来る圧力を軽減できると同時に、正義勢力の強大さをもってすれば、日本右翼が騒ぎを起こしにくくさせられる。

アメリカと世界の刀をどのように借りるかは戦術上の問題だ。要するに、中国は歴史問題にこれ以上振り回されてはならないということだ。そして、日本右翼が歴史問題で譲歩したとしても、領土\領海等の実質的な問題で中国は決して譲ってはならない。

歴史問題で日本が挑発しているのは全世界であり、理の当然の如く全世界がこれに対処しなければならない。中国は日本右翼に反対する勢力の先頭に立つことはできるが、単独であってはならない。領海\領土は中国のものだ。日本が突然生まれ変わって前非を悔い改めても、一歩も引くことはできない。世界の問題は世界の問題、中国の問題は中国の問題、それはそれ、これはこれだ。


久間さんが以前「アメリカを不愉快にさせた」のも、今回のアメリカの原爆投下に関する発言も、元来彼が考えてきたことを表明しただけであり、彼なりの思想の一貫性があると思うのですが、この戴旭という軍人の単純な頭の中では、慰安婦決議に恐れおののいて態度を豹変させたとしか考えられないようです。

奇妙なのは、従来中国は「歴史問題」を内政外交上の方便として利用してきたのですが、それが今この人にとって重荷として考えられている節があることです。だから今後は歴史問題追及をアメリカを始めとする国際社会がやってくれたら好都合だと。

深読みすれば、そこには最初に述べたような今の中国政府の意向が反映されていると言えるのかもしれません。

しかしです。この「歴史問題」は全人類の問題にはなりえません。日中二国間の問題でさえありません。前述のように、それは中国が内政外交上の方便として造りだした問題に過ぎません。

ファシストは人類共通の敵だと彼は言います。では「ファシズム」とは何か、広辞苑から一部を引用します。

【ファシズム】
… 全体主義的あるいは権威主義的で、議会政治の否認、一党独裁、市民的・政治的自由の極度の抑圧、対外的には侵略政策をとることを特色とし、合理的な思想体系を持たず、もっぱら感情に訴えて国粋的思想を宣伝する。

一字一句すべてが今の中国に当てはまります。中共政府こそが人類共通の敵だということです。


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テーマ:中国問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2007/07/11(水) 02:58:27|
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