日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

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NY タイムズが古森氏に執筆依頼

なんと、ニューヨークタイムズがあの古森義久氏の寄稿を論説欄に掲載してました。9月30日ですから、ちょっと時間がたってますけど。

誰が安倍晋三を恐れているのか?

こちらがそれを報じた産経新聞の記事です。

古森氏のブログによれば、NYタイムズ のほうから古森氏に執筆依頼があったそうです。

同じ記事がインターナショナル・ヘラルド・トリビューンにも転載されています。
両者には若干の異同がありますが、NYタイムズのほうから。


火曜日、日本の国会は安倍晋三を第二次大戦後で最も若い首相として選出した。日本には安倍晋三新首相をタカ派ナショナリストと呼ぶ人がいる。実際には、-80パーセントの戦後生まれの日本人と同じように-彼は民主主義を体現しているに過ぎない。

安倍氏はまた日米同盟路線に特に影響されてきた。1960年、日米安全保障条約改訂に反対して何万人もが街頭デモを繰り広げているとき、6歳の安倍晋三は祖父の岸信介首相のひざの上に座っていた。日本を条約へと導いたのは岸で、反対は激烈だった。アメリカと同盟することが日本人にとって最良の方策だと祖父が穏やかに説明したことを安倍氏は思い出す。

46年後、同盟が賢明であったこととそれが日本にもたらした利益を否定する人はほとんどいない。この経験から安倍は長期的な見通しを持つことや、それをやりとおすことの大切さを学んだ。

安倍氏は少壮政治家として、現状を打破するという信念に基づいた挑戦により、比較的無名の存在から一気に国民的な人気を得た。1990年代初頭、彼は北朝鮮による拉致を調査し、拉致された人々を取り戻そうとする家族の取り組みを支援することで政府に挑戦した。後に、彼は中国の民主主義と人権に関する問題を批判する最初の日本の政治指導者の一人になった。

9/11の後、安倍氏は、アメリカのテロとの戦いに協力することを承認する国会の取り組みの先頭に立った。これらの問題すべてで彼は日本国内で相当な反対に遭遇したが、最後には日本人の大多数からの支持を獲得した。

過去61年間の日本の課題のかなりの部分は戦争中の中国での行動に関係する。日本は東京戦争犯罪裁判のすべての判決を受け入れ、サンフランシスコ講和条約に調印したが、中国は判決を誇張し、これと矛盾する観点を強引に主張してきた。日本政府は“ごまかし”との批判を避けるために長い間沈黙してきた。

日本の戦争中の過ちと残虐行為を率直に認め悔恨を表明するとともに、安倍はこれらの事実に基づかない感情的な非難に対して沈黙を守る政府に疑問を呈し、日本の戦時違法行為に対して戦後の日本の首相が20回以上中国に公式に謝罪したと指摘した最初の政治家の一人だ。

安倍氏は新政府の優先課題は対中関係改善だと言ったが、和解は一人ではできないとも言っている。彼は今日の民主的な日本を受け入れることのできる中国を期待している。

戦後長い間、日本人としての主体性を意識することは、日本国内で抑圧され非難されてきた。国家と国旗は学校から締め出され日本人としての誇りを表明することは、“危険”だとみなされてきた。これが日本政府の過ちによる悲劇的で無謀な戦争の結果であることは誰も否定しない。

しかしそれは行き過ぎだった。今、戦争の教訓を忘れることなしに、そして一般の支持を得て、政府は振り子を戦後の極端から中央に戻そうとしている。

“タカ派ナショナリスト”というレッテルは、20世紀的状況にいつまでもしがみついていることに安楽を見出し、日本の確固とした民主主義を認めることに不快を感じる欧米の一部マスコミによって貼られたものだ。そのレッテルはまた戦後のもうひとつのタブーである憲法改正に取り組む安倍の意志にも由来すると思われる。

憲法を改正するという安倍政権の計画は、国家安全保障に大きく開いた穴をふさごうとするものだ。アメリカ占領当局によって起草された戦後憲法は、日本が軍事強国として再建されることを抑制するために課された適切なものだったが、しかしこれらの抑制は、今や正当な国家防衛と平和維持活動の障害になっている。

国際平和維持部隊としてイラクに派遣された自衛隊は、憲法の規定により戦闘に従事できなかった。彼らはオランダ軍とオーストラリア軍に守られなければならなかった。日本領土の外でアメリカ軍が攻撃されたとしても、日本はアメリカを助けることができない。

最近の北朝鮮による日本を飛び越えるミサイルの発射や、日本の領海領空への侵犯を含む中国の軍事的拡大によって、日本が攻撃に対して脆弱だという認識が国民の間で高まり、今、憲法改正への一般の支持が増えている。

安倍は祖父の助言を守って、日本の将来の防衛をアメリカとの同盟の枠内に厳格に保つだろう。アメリカ人は、共和党員も民主党員も同様に、人気のある新首相が完全に現代的で率直で信頼するに値する友人であることを悟るだろう。


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テーマ:安倍晋三 - ジャンル:政治・経済

  1. 2006/10/06(金) 21:31:59|
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