関西の産経新聞夕刊に、思わずのけぞるような記事が載っていた。
日本では小さい扱いだった、先月16日夜に神戸で起こった馴染み客にロシア人ダンサーが刺殺された事件が、同日未明に起こった北海道根室沖の拿捕事件の「復讐」であると、ロシアで曲解報道されているというのだ。
ロシアのメディアはロクに取材せず、漁船銃撃で射殺された乗組員を怒った日本人が、復讐心からロシアンパブのダンサーを殺した後切腹した「神戸事件」を、漁船拿捕銃撃事件より大きく報道し、無意味に「サムライ」だの「ハラキリ」だのとセンセーショナルに煽り、一方的に騒いでいるらしい。
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殺人:ダンサーを殺害 刺した男は重体 神戸
16日午後11時20分ごろ、神戸市中央区下山手通1の雑居ビル2階のキャバレー「ナイトレストラン ACADEMY」から「女の子が刺された。刺した男も自分を刺した」と110番通報があった。女性は病院に運ばれたが、間もなく死亡し、男は意識不明の重体。兵庫県警生田署は殺人事件として捜査している。
調べでは、客の同区内の男(47)が、自分を接客中の同店従業員でロシア国籍のダンサー、シェリェパノバ・アナスターシャさん(22)の左胸と右首を刃渡り約20センチのサバイバルナイフで刺し、その後、自分の左胸や腹などを刺したという。
男は常連客で、アナスターシャさんを指名していたらしい。アナスターシャさんは友人に「最近、男に言い寄られ困っている」と話していたという。【竹内紀臣】
毎日新聞 2006年8月17日 10時14分 (最終更新時間 8月17日 12時30分)
一部のロシアのメディアははじめその襲撃を、ロシア国境警備隊が今月初めロシア領海で不法操業中の日本の漁師を誤って殺したことへの復讐か敵討ちとみなした。日本の警察はまだ二つの事件を関連付けてはいない。
小泉さんの後継者は現官房長官の安倍晋三になることがほぼ確実だ。前任者の小泉さんと同じように、彼は多かれ少なかれ経験を積んでおらず、比較的若い。しかし彼は旧習打破者としての兆候を示していない。安倍さんは小泉さんの意中の人であり、一般に改革派の中に数えられているが、真に先鋭的な闘争者ではなかった。小泉さんのようなカリスマ性もない。だから彼は小泉さんのように日本の有権者を熱狂させられず、依然として乗り気でない党を引っ張って改革をさらに進めていくために、個人的人気を利用できないという危険性がある。
安倍さんの改革への熱意が小泉さんを上回っている分野は国際関係だ。彼はすでに憲法改正を約束した。しかし、難しいのは日本の対中関係を悪化させることなしにこれを行うことだ。日本と中国はお互いの最大貿易相手国だが、小泉の下で関係は悪化した。一つには論争の種である靖国神社を参拝するという小泉さんの挑発的な習慣のせいで、一つにはより大きな役割を果たすという日本の大望を中国が忌み嫌っているせいで。安倍さんは中国に深い疑惑を抱くタカ派だ。もし彼が神社を参拝せずに、早急に関係改善の使節を中国に派遣するなら、彼は世界での日本の地位のために多くを成しうるだろう。そうしなければ、彼は注目すべき首相である小泉さんの遺産を浪費する危険を冒す。
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