この文章は5年前にネット上ではやったもので、大変な論争になった。ほとんどはでたらめに捏造したせりふだと思う。目的は大衆を煽動し、民族的憎悪を煽り立てることだ。
(略)
ちょうど、私の家は瀋陽−奉天−にある。私の祖父母は日本人の統治時期に住んでいたが、当時は奉天にある学校に合格することは栄誉なことだった。思いもかけず、家族そろって奉天に来て何十年も生活することになった。その後改名して瀋陽になった。
話を元に戻すと、それはそんなに深刻なことだろうか? そうとも限らないと思う。文革後に生まれた青年だけが日本人を憎んでいて、老人にはそれほど深い恨みがあるとは限らない。
こんなことを言えば多くの人が反対するかもしれないが、自分で日本の統治時期を経験した人に問うてみればよい。と言うのは私が日本統治を経験した100人以上の老人に尋ねたことがあるからだ。日本人を非常に憎んでいる人は何人もいない。ほとんどは、政権が替わっただけ、大したことではないとみなしている。
日本が去った後、国民党は民衆に対してもっと残忍だったし、その後に来た共産党は兵隊にするために人を引っぱって行ったからだ。父子が会うことができず、兄弟夫婦が別れ別れになった。
80年代にはまだ多くの老人が考えていた: 光復してから数十年、生活はまだ当事に及ばない。(子供時代への懐旧の念があるのは当然だが)
日本人のほうが良かったというつもりはないし、日本の侵略に合理性があるとも思わない。しかしこれだけは言っておきたい。今日大部分の人が憎んでいる日本人は見掛け倒しの幻に過ぎず、理性的な思考によるのではない。この文章も民族的憎悪を煽り立てる手段に過ぎず、信頼に値しない。
日本人は中国人を見下している、この点に関してはたぶんそうだと思う。中国人は確かに自己の文化、自己の尊厳を捨て去ったからだ。しかしこれは日本人の責任ではなく、自分自身の問題だ。
遠人が服せざれば、すなわち明徳を修めてこれを来たす。
<遠方の野蛮人が服従しなければ、徳の力で手なずける。=論語より>
今日日本人が服従しなければ、建設的思考をせず、これに抵抗、打倒しようとする。これはゴロツキの考え方であって、中国人本来の精神ではない。
日本は自己の文化のない民族だ。我々が中華文化を復興しさえすれば、日本は自然と患いではくなる。彼らは引き続き中国の臣下、かわいい弟であり続ける。しかし今の中国人にこのような志気があるだろうか? おそらくないだろう。
もしないのなら、徹底的に萎縮しているのがよい。匹夫の勇を逞しくするな。矢を抜いて怒り、「俺の邪魔をするのか?」 無意味なことだ。
潜龍用いることなかれ<水中に潜んでいる龍はじっとしているほうがよい=易経より>を知っているだろう。今我々がこれについて議論することはない。次の世代を育成して数千人の人材を輩出すれば、何も日本人が臣服しない、韓国人が漢字を復活させないと案ずる必要はない。
この人は民族感情を煽っているが、実際は、それは臆病であることの現れであり、何を信じればいいかわかっていないことの現れであり、物の本質を理解できないことの現われだ。彼らには度量も気概もない。このように強がっているのは、彼らが心底日本を恐れ、韓国を忌み避けているからだ。ちょうど道端にいる犬のように。人と見れば吠えるが、人が蹴りつけると尻尾を巻いて逃げ出す。
中国人は目を覚まさなければならない。

この一年、私はますます自分を孤立無援だと感じ、憤りを覚える。多くの人はまだ麻痺している。人は言うかもしれない、そんなことはたいしたことではないだろうと。しかしこれは皆に関わることなのだ。
やはりあの言葉を言わなければならない: 自分が麻痺するのはよい、他人をそそのかすことは許されない。しかし、多くの人がしきりに他人をそそのかしている。
彼らは無責任な発言をしている。中国人がますます外来の事物を歓迎するようになっているとき、誰が彼らに言ってやるのだろうか: あなたは注意しなければならない。あなたがそんな人間でいることを誰が望んでいるか?
皆さんに再度感謝する。ここ数日、見知らぬ人から多くの返信をいただいた。私と考えを同じくする非常に多くの人がいることを知り、心に安らぎを覚える。
ある友人は言った: 日本には彼らの靖国神社がある。我々の靖国神社はどこにある?私ははっとした。そうだ、我々の靖国神社はどこにある? 我々が哀悼の意を表す場所はどこにある? だから我々がやらなければならないことはまだまだたくさんある。
ある人が文章を読んで私に言った: 「極端な民族主義を煽ってはならない。」私にはそのようなつもりはない。しかし、我々に韓国のような民族精神がなければ、中国人は永遠に一握りの散砂だ。今は力をひとつにして団結すべき時ではないか? 間違いないだろう。
ある人は言う:「私は信号無視をしない。所構わず痰をはかない。私とは関係ない。」しかし、地下鉄で席取りで争っている若者を見て首を振っている外国人を見たとき、あなたは愉快な気持ちでいられるか? いられないだろう。いられないに違いない!
すべての中国人よ: 日本人は恥知らずな計画を立てている。今こそ行動を起こそう。同胞たちよ! もしあなたが愛国者なら、この文章を10人以上の友人、同僚等に転送してください。どこでもいいからあなたが知っているところに貼り付けてください。日本人に殺された4千万同胞はあなたに感謝するでしょう!
卑劣な日本の老人は中国を侵略したことをまったく認めない!
無知な日本の若者は中国を侵略したことをまったく認めない!
恥知らずな軍国主義者は慰安婦になることは当時一種の栄誉だったと言う。
もしあなたが狂熱、急進を好まない温和派なら、私個人として考えるあなたがやるべきことは:「日本製品を買わない」この原則を黙って心にとどめておけば、何も効果のないデモで日本の恥ずべき行為に反対する必要はない。日本が我々に対して犯した過ちと、その過ちに対する彼らの恥知らずな言い逃れ、無責任に我々は黙々と抗議しなければならない。我々がものを買うとき、日本製品を無視して、買わずにすむなら買わないようにするだけでよい。
我々が団結し、皆がこのようにしさえすれば、日本は経済的打撃を受けて二度と我々の力量を軽視できないようになる。
まず次の資料を見てほしい: 世界各地の90%近くの華人が使っているのは: “日本車”“日本の電器製品”!
私は統計を取ったことがある: もし全世界のすべての華人が日本製品を買うことをやめれば、日本は毎年1千億から1千4百億ドルの外貨収入を失う!!!
“外貨収入”はいかなる国においても動力の源泉で、国民経済との関係は“一動帯八”<一が動けば八がついて来る>だ。あるいは: 外貨収入を1失えば、その国は8の国民経済収入を失う!
換算してみれば、1千億から1千4百億ドルの外貨収入は1兆ドル―日本経済の総生産の5分の1―に値する! だから、もし世界各地の華人が一致協力すれば、武力を使わなくとも日本を制して死地に至らせることができる! しかも永遠の死地!!!
我々はユダヤ人に学ばなければならない。−−かつてドイツのあるメーカーの製品を集団でボイコットし、ついにはその会社を倒産に追い込んだ。原因はその会社の社長の「ヒットラーを理解する」という発言だった!!
今ドイツ人はユダヤ人に対して特に友好的だ。原因は二つ: 一つは恐れ―−ユダヤ人は団結力が強いため。二つ目はユダヤ人の冷酷さ−−ユダヤ人はナチ党員の追殺をあきらめたことはない−−潜伏しているナチ党員を発見すれば、地球上のどこであろうと捕らえる−拉致する、できなければその場で“殺す”!
我々の中国はどうだろうか? 殺戮者への慈悲は自殺を意味する!
行動を始めようではないか、同胞たちよ: 何年がたっただろうか、まだ待たなければならないのか?! 行動を始めよう!!
私から始める!
私の家族から始める!!
私の友人から始める!!!
私の身近な組織から始める!!!!
皆がともに努力しさえすればよい。
長くとも10年で全世界の華人はやってのけられる。半分を達成したとしても日本への打撃は致命的だ! 全世界的な“日本製品ボイコット組織”を組織しよう! 各地で連絡を取り合おう! 同胞たちよ、行動を始めよう! ビラを配って“日本製品ボイコット”の重要性を皆に認識させてもよい!
“日本製品ボイコット”はまず“日本の犬”に誤導されるのを防がなければならない。いわゆる“愛国人士”(実際は日本に秘密裏に買収されている愛玩犬で、目的はもともと団結力の弱い中華大衆を挑発して分裂させることにある) は常に主張する:「日本製品ボイコットは成功しない。なぜなら、ほとんどすべての乗用車、電気製品には日本の部品が使われているから。だからそんなことはやめろ。」
日本製品ボイコットをやめろとはどんな底意があるのか? それは中国の大衆が一致団結して、有効な“日本製品ボイコット”運動を遂行することを恐れているのだ。だからこの50年来で初めて有効な全世界的“日本製品ボイコット”運動が組織されようという時、彼らは切羽詰って「やめろ!」と叫ぶ。
“日本製品ボイコット”は彼らが言うようなものではない。−−「このパソコンには日本の部品が使われているかもしれない、だから買わない; このテレビには日本の電子部品が使われている、だからいらない」。
“日本製品ボイコット”のスローガンは、全世界の中国人に、選択可能な状況において、できるだけ、車や冷蔵庫や、洗濯機や、テレビや、オーディオなど、日本で作られた製品を買わないように要求するものだ!
50数年来、華人はずっと日本人を憎んできた。しかし、おかしなことに有効な“日本製品ボイコット”組織がひとつもなかった!! 原因を突き詰めるに、中国には日本の犬が多すぎて、内部から元々団結力の弱い中華大衆を挑発して分裂させてきたからだ!
中国の同胞たちよ:目を覚ませ! 二度とこのような連中に弄ばれるな!!!
“日本製品ボイコット”の意義: “日本製品ボイコット”の意義は巨大だ! それは武力を少しも使わずに日本に打撃を与えることができ、同時に中国の経済発展を加速する! それによって日本の急所を押さえ、中国が不敗の地位に立つことができる!
我々の子孫に、前の数世代と現代の我々が受けている痛苦から逃れさせることができる!! そして最後には、この数百年来一貫して頑固に悔い改めず、再三にわたって中国人民を虐殺略奪してきた醜悪な民族に懲罰を与えることができる!!!
これが簡単にできると思いますか? 絶対に簡単ではない! これは我々皆がともに努力して、全中国人にゆっくりと徐々に意識を浸透させ、しかる後にようやく実現できることだ!
心配する必要がないのは:
1、中日友好などはじめから存在しない、過去にもなく、現在もなく、将来もありえない!
2、現在、中日の貿易総額は年間600億ドルに達する。世界の中華大衆が日本製品をボイコットすることで中国は損失をこうむるか? それはありえない! 原因は: a 、日本が中国へ輸出するのは高級奢侈品だ。−−我々中華大衆は拒絶できる。
b、中国が日本へ輸出するのは生活必需品だ。−−日本人がボイコットするのは非常に難しい。彼らは我々の廉価な産品の恩恵を受けている!
3、そのほか、中国の長期的利益から見て、日本産品への過度の依存を減少させることは、国家の安全にとって非常に重要だ。たとえが日本がアメリカのNMDに参加するのは、中国と敵対するためだ!!!
Made in China の品質が Made in Japan に比べて良くなったら、わたし絶対に日本製品をボイコットする。

投影性同一視による操作
ある種の精神病の患者は、自分の悪い姿を他人に投影してその人に対して嫌悪感を向けることがあります。
そうすれば悪いのはすべて他人ということになり、自分自身は善人でいることができます。
たとえば、患者が、「お前は、×××だ!」と言ったとき、「お前は」という部分を「私は」に置き換えてみれば、言っていることがそっくりそのまま患者自身にぴったりと当てはまることがあるのです。

「中国人が団結心があって偉大などと考えないほうがいい。韓国人は国家に困難が生じたときは、全国民が政府に献金できる。君たち中国にそれができるかね?」
私は言葉を失った。
そうだ。彼が言うことはまったくそのとおりだ! 中国人にそれができるだろうか? みんな想像してみれば良い、あなたならできますか?
「それは語らずともよい。誰もが自分の考えがある。」
彼は例の紙に戻って地図を指して言った。
「やはり君たちに我々の大一統について紹介しよう。これが世界だ。15年後は我々日本人のものだ。」
彼は紙の上に繁体字で書いた。
「大一統」
「私たちは繁体字を使いません。すみませんがもう書かないでください。読めませんから。」
私たちは彼のやり方に非常に腹を立てた。
「問題ない。これも君たちの文化の一部だ。君たちは先祖が書いていた文字さえ捨て去った。」
彼は軽蔑したように笑った。
「わが国には計画がある。全世界が我々のアニメを見、我々のテレビドラマを見、我々の電気製品を使う。多くの人が狂ったように日本を崇拝する。中国でも少なくないだろう? 君たちが触れているのはみな表面的な文化だ。そして中国人は自分の文化に興味を持たない。いつかある日目が覚めて、身の回りの物がすべて他人の物だと気が付いて後悔したとしても遅いんだ! 」
「順調にことが運んで、いつかあるとき、君たちの国土は我々のものに変る。なぜなら君たちの多くがすでに我々の物、我々の思想を自分のものと思っているからだ。」
なんと哀しいことだろう。彼が言うことは何から何までまったくそのとおりだ。我々の身近な者の少なからずが、日本やアメリカのものに夢中になっている。哈日<日本かぶれ>、哈韓などという言葉さえできるくらいだ。ヨーロッパではビッグマックがアメリカの文化侵略だとしてボイコットの対象になった。中国の最近の調査では、中国の子供のうち47%が、マクドナルドが中国のブランドだと思っている。これはどのような結果を招くだろうか。
私は口では反論したが、心中はなんとも言えない気持ちだった。これはなんという感覚だろう? この時の気持ちを分かってもらえるだろうか。
「劣等民族はこのように自由に生きるべきではない。我々が来て君たちを救出してやる。日本には我々のような人が多い。全世界にいる。我々には組織がある。私の父親は老兵だ。我々はみな天皇を信奉している。私はアメリカや中国だけではなく、ヨーロッパにも行かなければならない。全世界に我々の日本文化と思想を宣伝するのだ。」
「もういいよ。この自大狂。」
「あなたはしきりに中国文化について語るけど、中国の文化にはあなたが学べていないことがあります。」
「ほう、なんだね? 教えてもらおうか。」
「それは人を尊重することです。あなたたち日本人が永遠に学べないことです。あなたはペコペコお辞儀をすることが尊重だと思っているでしょう? 全然違います。人を尊重できない人は、人から尊重されることもありません。」
「私は君たちを尊重する必要がない。君たちが劣等民族だからだ。」
そのとき私の中で大きな炎が燃え上がったが、表には出さなかった。中国人の度量を保ち、鬼子が我々民族全体を侮辱するのを受け入れた。粗暴なことをするのは野蛮人だ。しかし彼に対しては他に何ができるだろうか。
「早くここを立ち去れ。我慢できなくなった僕に殴られないうちに。」
「乱暴なこと言うなよ、小僧。君が私を殴れば犯罪だ。しかし私が君を殴り殺してもどうってことない。友達にそんなことがあったが、最後には安全無事に日本へ送り返されたよ。」
「相当怒ったようだな。もう話を聞かないだろう。邪魔したな。」
そう言い終ると彼は立ち去った。テーブルの上には「奉天」、「大一統」などの文字、それに走り書きだが慣れた描き方の世界地図が残っていた。
……彼が去った後、何人かの友達はみな物思いにふけった。彼が言ったのは本当にほとんど真実だった。どうしてこうなったのだろう?
その夜、空が明るくなるまで、私たちは非常に多くのことを考えぬいた。
次の日、私は教師に20分もらって、前の日に見たこと聞いたこと考えたことを技巧を交えず、内心から発するままに専門課程の同級生に語って聞かせた。私は演壇に上がった時に決めた: 私には人を変える権利はないが、人に話すことはできる、我々に非常に近いこと、我々が警戒しなければならないこと、あることは我々にはできないが、あることは我々が必ず成さねばならない!!!
次の年、韓国の青年が日本領事館前で“指を切って志を明らかにした”。事の後韓国青年が指を包んで苦痛する写真を見て、心中で心からの敬意を発した。
同じ年、中国の意気地のない女優が日本軍旗で作った服を着て非難された。たぶん彼女は知らなかったのだろう、些細なことで大騒ぎしすぎると多くの人が彼女の味方になった。その後彼女を顔を見ると胸糞悪くなった。
同じ年の8月、日本の首相が靖国神社に参拝した。戦争中の衣服を着た日本の老兵を見ると、心中であの日本人が私に言った多くの話を思い出した。
同じ年の冬、王選<※>の事績を初めて見た。この“英雄”を心から支持する。私にとって彼女は英雄だ。日本がかつて中国に何をしたか、当時日本語科が日本週間を挙行したが、私はさまざまな感情が入り混じった思いがした。彼らの宣伝材料はすべて日本がどんなに良いかを言うものだ。(中略)
彼らは名前を書くにも日本語で書く<ひらがな?> 、心中さらに腹が立った。日本に媚びるために日本語を学ぶ人がいるのか? 私は大勢の面前ですべての宣伝材料を破り捨てた。−−君らが夢中になるのはいいが、人をそそのかすのは許さない!!!
2002年夏、私は瀋陽に行って9.18<柳条湖事件(満州事変の発端)=注>記念館を参観した。日本兵が着ていた軍装を間近に見たとき、私は心で泣いた。本当にそれを取り出して焼いてしまいたかった。それを見て思った、数十年前これを着た者がやったことは何だ?? まったくたえられない!!!
記念館を出るとき、備え付けのノートに多くのことを書いた。2ページにもなる。しかし思う、いくら多く書いても私の心情を表現することはできない、それはまさに苦痛だ! いつか金持ちになったら、絶対に9.18記念館に寄付をする、もっと多くの若者が見れるように、もっと多くの人が忘れることのできない歴史を知ることができるように!!!
また九・一八がやって来た。この日私は実家にいる。大連、瀋陽、ハルピン、長春すべての自動車は二十二時に一分間クラクションを鳴らす。東北のすべての汽車も警笛を鳴らす。汽笛を聞くときどんな気持ちになるか? それは一種の咆哮だ! 過去の一切の不当への咆哮だ! ―このとき私は涙を流す!!!― 一種の無名の熱涙だ!!!
日本侵略軍細菌戦を訴える中国人女性、王選さんー3
この8年間、王選さんは自費で中国国内半分以上の地域を実地調査する一方、中国と日本を頻繁に往来して、細菌戦の証拠を一生懸命探しています。また、彼女は講演や座談会などを通して、何度も細菌戦の真相を語り続けています。

私は笑いながら言った。
「世界が誰に属するかはあなた達が決めることではありません。何事にも規則があります。なぜ中国人が向上心がないなどと言えるのですか?どうしてこのような文化の薫り高い民族を蔑むことができるのですか?」
「君達はいつも文化の話をする。私は中国の文化に敬意をはらっている。一生かかってもそのうちの少しの内容も理解できないと思う。それが私がずっと中国文化を学んできた理由だ。だが君達はどうだね? 君達中国人は自分達の文化をどれだけ知っているかね? 中国人の中国文化理解は我々日本人に到底及ばない。儒学の思想とは何か? 孔孟はなぜこれほど高い地位に奉られているのか? 誰か説明できるかね? 」
「中庸、仁、これらが儒学の精髄です。」
私は中国文化について当時持っていた乏しい知識を搾り出した。そのときの気持ちは複雑だった。そうだ。彼はまだ何か聞くのか? 我々は知っているか? 我々の世代で中国の文化に興味を持っている者、さらには研究したことのある人は非常に少ない。自分の文化さえ理解できない者がどうして人と文化の問題を論じることができようか? 我々は即座に中国に関する多くの問題について尋ね、彼が本当に中国文化を理解しているかを確かめた。
驚いたことに: 彼は、最初の大一統から、唐代盛世、元清の小数民族統治、「春天的故事」に至るまで、すべての事柄をその経過と影響について明晰に極めて詳細に我々に説明することができた。彼は誇らしげに言った:
「自己の文化を研究しない民族は立ち後れたおろかな民族だ! 人に蔑まれる!」
わたしは;すぐに反撃した:
「あなた達日本人は人に蔑まれてないのですか? 黄色人種がアメリカでどんな地位にあるか忘れてませんか?」
「君はアメリカに行ったことがあるかね? もしないなら、軽々しく判断しないほうがよい。私はアメリカで2年生活したことがある。アメリカのアジア人については君よりも発言権があるはずだ。」
私は口をつぐんだ。
「私がネックレスを買いに行った時、長い時間をかけて選んでいると、店員の態度が硬くなってきた。私が日本人であることを告げると、すぐに彼は礼儀正しくなり、すまなさそうに言った:‘申し訳ありませんでした。香港人だとお見受けしましたもので。’ これが尊重というものだ。君達が永遠に受けることのできない尊重だ。」
「あなたはそれで本当に尊重されたと思うのですか? 日本人のお金のためでしょう。」
「お金のためだとしたら、どうなんだね? 本当のところは、日本人が尊重されるのはお金のためじゃない。日本が強大だからだ。日本人の素質が中国人より高いからだ。」
「中国人の素質が低いなんてどうして言えるんですか?あなたはどれだけの所に行ったことがあるんですか? 」
「十いくつかの省に行ったことがある。君が行ったことのあるところよりも絶対に多い。なぜかと言えば、他の地方はさておき、私が今居るのは上海だが、ここは中国で一番いい町だと言えるが、ところがどうだね? 人々は盲人のように信号を見ようともせずに道を渡る、交通機関に乗るときは狂ったように押し合いへしあいする、所構わず痰を吐く、道端で若者が老人を怒鳴りつける、みんな本当のことだろ?」
私はまた押し黙った。友達が言った:
「そんな人もいますけど、全部じゃないでしょう。私たち深センじんは席取りで争わないし、信号無視をしません。」
「ほう? そう? すまない、私は深センに行ったことがない。機会があれば行って見てみよう。」
彼の表情が恭しくなってきた。これで私のそれまでの日本人観にさらに近くなった。しかしそれも長くは続かなかった。
「素質、素質とは何だろう。中国人の子供はみな家で甘やかされて育つ。親は子供に苦労させたがらない。私が子供の頃、父に毎日4時に起こされてジョギングさせられた。当時は理解できずに父を恨んだが、今は大変感謝している。このような鍛錬が強い意志を造り、日本人の精神を造ったからだ。」
「そんなお粗末な基礎でどうして強大な民族ができる? 」
「私はアメリカでホテルのマネージャーをやっていた。当時二人が首になりそうになった。ひとりは日本人、一人は中国人。二人とも私の部下だった。二人は私のところに来て、自分は今の仕事ができるからどうか助けてくれと言った。私は日本人をひいきしたわけではない、同じ仕事をやらせて、よくできた方を残そうとした。不幸なことに二人とも仕事に慣れていない。二人に仕事のやり方を教えて、彼らに続きをやらせて見た。その日本人は私の話の一字一句を真面目に聞いて、ついにはうまくできるようになった。中国人のほうは怠けて努力をしようとしない、彼が何をやっているのかわからなかった。とうとう我慢できなくなって、彼を人ともみなさないような調子で怒鳴った。‘とっとと消えうせろ’」
「素質の劣る人がいるのは否定できません。しかし必ずしもすべてではありません。中国人がみなそうだと言うんじゃないでしょう?我々も多くは一生懸命仕事をします。それを見ていないわけじゃないでしょう?」
「仕事? 君達中国人が一番得意なのは、お互いを押しのけることだろ、協調ということが理解できるかい? 君達は二人違う地方出身の人間がいればをお互いに軽蔑しあう、大人数なら言わずもがなだ。
中国人は一番胸糞悪くなる民族だ。どこへ行っても別の地方の人間を見下している。」
実は、彼が言ったことは私がいつも言いたいと思っていたことだったが、中国人として彼の理論に複雑な心境でいるしかなかった。
「何の資格があってそんなことが言えるんですか? 中国の地方についてどれだけ知っているんですか?」
「南方の中国人も北方の中国人もみな研究した。同じような報告を日本政府にしたこともある。」
彼は私を見て言った:
「日本人は比較的君たちに敬意をはらっている。君達は日本人のように本当の男だ、侵略にあったときは団結して抵抗する、これには我々も苦杯をなめさせられた; そして南中国人は比較的聡明だ。彼らは犠牲になることを嫌い、努力をしたがらない。経済を発展させることを望む。しかしいったん戦争が起これば、彼らは最も征服されやすい売国奴になる。」
「同胞を誹謗することを許さない。」
私は威儀を正して言った。

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