日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

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不法入国者問題についての意見集

前回に続き、不法入国フィリピン人一家の件。

Asia Finest というサイトの掲示板にあった「フィリピン・デイリー・インクァイアー」という新聞の記事から、最後の部分です。

アムネスティは子供の利益のために、両親はフィリピンへ強制退去措置にされるべきではないと主張している。

しかしフィリピン外務省はカルデロン夫婦を手助けすることに慎重だ。というのは、フィリピンも同じように入国管理法の厳格な適用に努めているからだ。

コメントはひとつだけついていますが、フィリピンの言葉で書かれているため、解読できず。


つぎはJapan Probe という英語のサイトのの掲示板から。

アムネスティが子供権利条約の「締約国は、児童がその父母の意思に反してその父母から分離されないことを確保する」という条文をもとに、一家を退去処分にすべきではないと主張しているという新聞記事に対しての意見です。

weirdo
「“意思に反して”というのはどうかな。一緒にフィリピンで暮らすという選択肢があって、彼らが娘を残していくほうを選んだとすれば。」

Stormgust
「子供はフィリピンに行きたくない、なぜならあちらでは生きられないから。(私の知る限りでは、言葉がうまく話せない)
だから、“一緒にフィリピンで暮らす”というのは望ましい選択肢ではないし、子供の利益にもならない。」

weirdo
「ということは、不法入国者は日本に長く住み着いて、自分たちの祖国では生きていけない子供を作れば、居住権が与えられるべきだというのか? それなら、入国管理法は何のためにあるんだ。」

Overthinker
「ケースバイケースだよ。次の者は却下される。」

Bruce Smith
「おいおい、いつから世界は13歳の子供の要求に注意を払わなければならなくなったんだ? 彼女は子供だから、フィリピンでの生活に適応するだろう。
一家全員を強制退去させろ  一件落着。」

LB
「法律を全部取っ払ってしまえばどうだ? つまり、法律ってのは人が何をする場合でも人の基本的権利を侵害するもので、法律そのものが非人道的なんだ!
だがそうすれば、アムネスティの無知な連中はどうする。」

Trufax
「日本は不法外国人、または彼らの“生産物”[子供のこと=訳者]を養う義務はない。犯罪者がなんと言おうと、どの国も国家主権を放棄する必要はない。」

Stormgust
「それでも、“人権と子供の権利”は“国家主権”よりも優先される。
日本が最初のところで不法入国を止められなかったのなら、そのあとで長い間彼らを摘発できなかったのなら、(少なくとも10年)、彼らは日本滞在を許されて当然だ。なぜなら、日本が基本的に彼らの生活の場になったからだ。
参考までにいっておくと、スペインなら彼らの滞在を許可しただろう。なぜなら、彼らは実際に働き、犯罪歴もないようだし、自治体に登録されているからだ。(ノリコは学校に通っていた :> )」

Trufax
「賢い犯罪者もやはり犯罪者だ。一国の憲法の権威に優越する条約なんてない。アムネスティ・インターナショナルが自分たちの意見を強制できると“考える”なら、“国家の軍隊”を動員して不法入国者のために日本に侵攻するかもしれない。期待しないで待ってるよ。」

ここからしばらく国家と条約の関係についついてやりとりその他がありますが、省略。

Japan-o-phile
「ノリコが一人で暮らせるほど成長するまで一家は日本に滞在すべきだと思う。それから再検討して強制退去すべきかどうか決めればいいと思う。」

somegirl
「少女は“祖国へ帰る”べきだと思う。そして自分の文化を学び、成長してから合法的に日本に帰ってくればいい。個人的には、彼女は自分勝手だと思う。」

Nadrew
「フィリピンの人は立派に成長している。」

Mister M
「彼女を自由にして、幸せに暮らせるようにせよと言いたい。彼女は日本に友達がいて、ここで暮らしたがっているのに、何の問題があるんだ。日本は出生率低下に悩まされていて、将来は老人を支える若者を必要としていて、彼女はその役を引き受けることができる。何が日本にとって問題なんだ? 目を覚ませ。彼女を自由にして、友達と両親と一緒に幸せに暮らせるようにしてあげよう。」

rocky
「日本が悪いというのはどうかな。ノリコの両親は日本に不法入国したんだ。」

RMilner
「アムネスティ・インターナショナルによれば、条約に対する日本の義務は入国管理問題に優越する。
つまり、両親が不法入国したことはかまわないわけだ。」

Mister M
「もっと早くにやらなかったのだから、日本が悪い。今となってはもう遅い。」

LB
「その論理でいけば、放火魔が火をつけて、消防車が渋滞に引っかかって現場到着が遅れて、建物が全焼したら、悪いのは市当局で、放火魔は無罪放免になるのか?」

doinkies
「彼女は日本にいる。出て行くのは両親だ。」

LB
「彼女は友達と過ごそうと両親と過ごそうと自由だ。ただ同じ国でではない。彼女が(犯罪者の)両親と暮らしたいのなら、フィリピンでそうできる。日本にとどまって友達と一緒にいたいのなら、それもできる。選ぶのは彼女と両親だ。
>もし日本がこの問題に早く気づいて、彼女が生まれる前に解決していたら、このような状況は生じなかった。
これならどうだ: もし両親が偽のパスポートで入国しなかったら、日本に不法滞在していなかったら、その間にノリコを生まなかったら、このような状況は生じなかった。
>日本は過ちを認めるべきだ。
これならどうだ: ノリコの両親は過ちを認めてフィリピンへ帰るべきだ。そしてノリコに謝るべきだ。」

WD40
「もし日本が一家全員の滞在を許可したら、ほかの不法入国外国人がすばやく子供を作って、子供が大きくなるまで何年かしのぎさえすれば、同じ扱いを受けられるということになる。
娘を日本に残して両親だけを強制退去させるというのが有効な解決法だと思う。彼らは法を犯して、しかも特別扱いを受けている。両親が退去させられても、近くに親戚がいる。
それに、日本は子供を両親から無理に引き離そうというのではくて、両親が日本に滞在できないと言っているだけだ。…」


The Black Ship の掲示板から。

「ノリコは、両親が規則に従わずに日本に入国したことの代償を払わなければならない。彼女は他の国や言葉を知らないので同情する。両親が捕まるまでに長く日本に滞在することが許されたのが悪い。さらに悪いのは、両親が他人のパスポートで入国したことだ。もし日本が政策を変更したら、誰が出入国しているか把握できなくなる。規則は守られなければならない。さもなくば、途方もない入国管理問題が出来するだろう。」

「この家族、とくに両親のなしたことの結果を引き受ける少女のことを気の毒に思う。世の中には法律というものがあり、法律は平等に適用されなければならないということを忘れないようにしよう。もしこの家族がただ少女の将来の教育のために滞在を許されたとしたら、すべての外国人(不法合法を問わず)に対して不公平になる。彼女はフィリピンで勉学を続けることができる。そして、卒業までには、法の手続きを踏んで日本に戻ってくる機会がたくさんあるだろう。」

「日本のメディアの大半は両親の滞在を認める必要があるというトーンだ。
不法入国という犯罪が非常に軽く扱われていることに驚く。
それに、日本人はそのような問題に鈍感だ。
もし未来において日本が崩壊するとすれば、移民問題に違いない。」

「Nobita[ひとつ上の書き込みの人]に賛成する。父母がそもそも起訴されていない犯罪者だということをどうして誰も言わないんだろう。もし私が他人の身分証明証を使って借金をしようとしたら、見つかり次第逮捕されるだろう。
社会事業[教育、福祉など]の面で彼らが消費した資源についても考えなければならない。そしておそらくは、彼らは闇で働いていたので、税金をわずかしか、またはまったく払っていないだろう。我々は彼らの生活に補助を与える義務があるだろうか。私はないと思う。
彼らは自分たちが犯した罪で出入国管理局に起訴されなかったことに感謝すべきだ。これはまた、日本でまじめに規則を守って暮らしているガイジンにとってはいい面の皮だ。
日本人が偽のパスポートを使ってフィリピンに密入国したらどうなるかと思うとうんざりする。刑務所入りは確実だし、鞭打ちの刑になるかもしれない。
世界には涙の物語が何十億とあるが、ほとんどは救いようがないというのが単純な真実だ。一人を救えば、日本は法律違反者の天国だというメッセージを送ることになって、何百万人と押し寄せてくるだろう。日本と日本の納税者は世界の貧乏人の面倒を見る責任があるのか? 私はないと思う。
かわいそうなノリコには罪はないので同情に値する。彼女は内面では日本人の少女だ。しかし、彼女の両親が法律違反者であり社会の寄生虫であることは見過ごすことができない。たとえ彼女のことを気の毒に思ったとしても。」

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  1. 2009/03/17(火) 18:09:01|
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退去命令は人権侵害か

最近ニュースでよく取り上げられている不法滞在のフィリピン人一家についての問題ですが、フィリピンではどう受け止められているのかと思って、ネットをあたってみました。
以下はフィリピンの英字新聞「マニラ・ブレティン」からです。

DFA とあるのはフィリピン外務省のことです。

DFA 、日本の出入国法問題でフィリピン人夫婦と娘に「人道援助」の手を差し伸べる

外務省(DFA)は不法滞在のために日本からの出国を命じられたフィリピン人夫婦に「人道援助」の手を差し伸べると約束したと外交筋は述べた。

「DFA の職員は、フィリピン人夫婦とその娘に、もしフィリピンに帰ることに決めたなら援助をする用意があると表明した。」と消息筋は述べた。日本は、17年前に偽のパスポートで日本に入国していたことが発覚したアランとサラ・カルデロンを強制送還すると脅した。

援助は、子供が新しい環境に適応できるよう社会福祉開発省が手助けすることを含むとその高官は述べた。

フィリピン政府は、日本に残るという夫婦の要求は受け入れることができない、なぜなら、それは国際社会に間違った信号を送ることになるからだと高官は述べた。

「私たちに何ができますか? 彼らは日本にいたいと言っています。それは彼らはフィリピンにいたくないということですか?」と彼は聞いた。

日本政府は、アランとサラ・カルデロンを不法滞在を理由として強制送還するかどうかを考慮している。日本で生まれて日本語しか話せない13歳の娘ノリコは、日本に残るという意思を公に表明している。日本の法務省は彼女に二つの選択肢を示した -- 両親と一緒にフィリピンへ帰るか、ひとりで日本に残るか。

カルデロン夫婦は、ノリコが勉学を終えるまで日本に滞在できるようにと日本政府に訴えたが、日本政府は彼らの願いを拒否した。

国連はカルデロン夫婦の記録を再調査するよう要請し、アムネスティ・インターナショナルは夫婦が娘と一緒に日本に残れるように国外退去措置を停止するよう呼びかけた。

アムネスティ・インターナショナルのロジーン・ライフ アジア太平洋副部長は、日本政府に、いかなる場合でも子供の権利を第一の考慮とすることで、国際的な責務を果たすよう求め、ノリコの両親を国外退去させることは彼女のノリコの利益に反すると述べた。

彼女は、日本が子供の権利条約の締約国であることについて注意を喚起した。
「締約国は、児童がその父母の意思に反してその父母から分離されないことを確保する。ただし、権限のある当局が司法の審査に従うことを条件として適用のある法律及び手続に従いその分離が児童の最善の利益のために必要であると決定する場合は、この限りでない。」


関連サイト

日本 : フィリピン人夫妻の退去強制は人権侵害

日本支部声明 : 森英介法務大臣への公開書簡

以上二つはアムネスティ、下記は日本外務省による条約の和訳。

「児童の権利に関する条約」


アムネスティも、北朝鮮や中国の人権状況について異議を唱えている分にはよくやっているなと思っていたんですが、こんな本末転倒をやっていたんでは、全体の活動の信頼性にも疑問符がつきかねませんね。

日本政府は何も親子を引き離そうというのではない、三人一緒に帰国してくださいと言っているんですよ。子供だけが残ると決めたのは彼ら自身です。アムネスティの理屈が通るなら、企業が妻子を持つ人に海外転勤を命じるのはすべて人権侵害ということになります。

ノリコさんの場合はまだ恵まれています。フィリピンの言葉が分からないといっても、両親がフィリピン人なんですから、言葉や習慣を教わることができます。日本語学校のない地域に赴任する海外駐在員の子弟の場合は、何も分からないまま、一言もしゃべれないままに現地の学校(または外国人向けに英語で教える学校)に放り込まれるんです。それでも、子供ですからしばらくたてば言葉も覚えるし、友達もできてうまくやっていけるようになるものですよ。

それなのにノリコさんはフィリピンに行きたくないと言う。どうしても行きたくないのならひとりで日本に残っても結構ですよという日本政府による例外的措置をとらえてアムネスティは人権侵害だと言う、まさにさかさま論理です。

一家の弁護士も同様の論理を主張していますが、単なる法廷戦術、裁判に勝つための方便だと見られても仕方がないでしょう。

もしも、それが単なる方便ではなくて、本当に重大な人権侵害だと考えているなら、彼らはフィリピンに対して抜きがたい偏見を持っていることになります。フィリピン外務省の館員が「彼らは日本にいたいと言っています。それは彼らはフィリピンにいたくないということですか?」と聞きたくなる気持ちもわかります。

フィリピンは地獄のようなところですか。フィリピン人はみな地獄に棲む鬼のような人たちですか。本当にそう考えているとしたら、彼らはヒューマニストの仮面をかぶったレイシストです。

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  1. 2009/03/14(土) 17:38:41|
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「日本の心の危機」

前回に続いてニューヨーク・タイムズ、今回はオピニオンの欄に掲載された玉本偉(たまもとまさる)による論説です。

日本の心の危機
ニューヨーク・タイムズ

インターナショナル・ヘラルド・トリビューンにも同じ記事があります。
日本の心の危機

最近の出来事は日本の国際舞台への復帰を示す。少なくともそのように見える。東京はヒラリー・クリントン国務長官の就任以来の最初の外遊先だった。先週、麻生太郎はオバマのホワイトハウスを訪問した最初の外国指導者になった。ワシントンが世界第二の経済大国である日本を有力な国家だと見なしていることがうかがえる。我々が自分でそう思いさえすれば。

実のところは、日本は窮地にある。麻生の支持率は最近11%に落ち込み、彼の与党自民党の混乱は誰の目にも明らかだ。前の首相も一年余りしか持たなかった。野党の民主党も似たり寄ったりだ。

これは多分に日本が官僚国家になったことによる。国家の政策として通るのは諸官庁の利権の総和で、周到にガードされた縄張りと予算とともに、お互いに矛盾しているか過剰であることが多い。

閑古鳥のなく空港を正当化することはできない。またはどこにも通じない道路。または今月のローマのG7の会合で酔っ払っているように見えた財務大臣。日本の問題はあまりに深刻で、ときには、どの政党も官僚機構を手なづけて国家的課題に立ち向かうという本来の仕事をさせることなどできないようにも見受けられる。

しかし、ほとんどの人が気づいていないのは、日本の危機は政治的なものではなく、心理的なものだということだ。第二次大戦における日本の侵略とそれに続く敗戦の後、安全であることと予測可能であることが社会の目標になった。官僚は日常生活の細部を管理することで地位を高めた。日本は、終身雇用制と、安定した株式持合いに基づく企業システムと、平等で同質的な人々からなる中産階級の国になった。

保守派の学者は、この平等と同質性が“日本の”伝統の根幹だと好んで言う。馬鹿らしい。日本には、歴史の大部分において、社会的階層分化と、富と特権の大きな不平等があった。“平等社会”日本は1970年代の産物だ。それは、累進課税、富の再分配、補助金、競争阻害的な規制によってもたらされた。

1990年代の資産価格バブル破裂までは、これらはすべてうまく機能しているように見えた。今日、殻に閉じこもった日本人は、誰もが同じように不幸だと知ることで満足しているようだ。

19世紀中葉以来、日本は外部の手本を選んで真似ることで経済的に成功してきた。社会保障の手本はビスマルクのドイツで、国家計画はソ連で、公共工事はテネシー川流域開発公社で、自動車の組み立て製造はフォードだ。

日本の技術革新はほとんど、他人が考え出したことを完成させることによってなされた。ソニーはウォークマンで有名だが、テープレコーダーを発明したわけではない。日本の経済大国への興隆は、基本的には欧米へのキャッチアップゲームだ。

で、キャッチアップした後はどうなったか。その答えは、過去20年間の麻痺状態だ。外部の手本を真似るという日本の能力が進歩だと誤解された。しかし、望ましい未来のあり方を追求することが進歩だとするなら、日本人は少しも進歩しなかった。我々が得たのは秩序と配置の概念であり、それは本質的には停滞だ。

それに対して欧米では、進歩の意義は個人の自立と自由を確立することにある。日本では、官僚支配は安全保障と予測可能性を提供した - 個人の自由と引き換えに。

問題は、日本の現在の指導者たちが約束を守れないことだ。雇用の安全はもはや保証されない。国民年金と健康保険は長い目で見れば支払い不能のようだ。人々は不安全と不自由を同時に感じている。

絶望はいたるところで見て取れる。日本は豊かな国の中では自殺率が最も高い。“ヒキコモリ”が100万人もいる。何年もずっと自分の部屋に閉じこもっている十代から四十代までの人たち。

それに“パラサイト・シングル”‐‐親と同居している独身の大人。しかし今のところ我々の最も深刻な問題は人口の減少と老齢化だ。今の趨勢でいけば、総人口は50年以内に1億3千万近辺から9千万まで減少する。そのときには、40%の日本人は65歳以上である可能性がある。

もし我々が国家として存続することを望むなら、我々に深く根ざした移民への抵抗感を捨てねばならなない。日本を“純粋”に保とうとする広くいきわたった執着とは逆に、我々はどうしても血をうすめる必要があるのだ。老齢化する日本は、何百万もの大学教育を受けた中産階級の移民が必要だろう。
根を下ろし、家族を養う、その人たちの誇りと成功が新しい日本の価値を確かなものにする。

日本はなんとしても変わらなければならない。それはリスクがいる。リスクをとることは官僚統制にはなじまない。日本のビーチでは「自分のリスクで泳ぐこと。救護要員不在」という表示は見かけない。

このようなリスク回避の行き着くところが保護主義と鎖国政策だ。たとえば、農水省は食糧を自給したがっている。日本のマスコミには批判的考え方も反対する者もほとんどない。

それでも、よかれあしかれ、日本人が歴史時代を通じてリスクを恐れてきたということではない。真珠湾を忘れるな? 実際、日本の受動的な姿勢は、大部分、第二次大戦中の行為に対する計算された理性的な反応だ。しかし今日では、安心安全に重きを置くのはとうに賞味期限を過ぎている。

もう外部には真似るべき手本はない。革新と大志と躍動を土台にした進歩という考え方で、ゼロからはじめなければならない。それはリスク ‐ それと並々ならぬ指導力を要する。しかしそうしなければ、これからも衰退の道を転げ落ち続けることになるだろう。


ほとんど堺屋太一の受け売りのような文章ですが、堺屋さんが日本の国家と社会のあり方に主な関心を
向けているのに対して、こちらの玉本さんのほうは、「日本の問題は心理的なものだ」といっているように、日本人の心の持ち方に関心があるようです。

主張の内容については大体において賛成で、わが意を得たりと感じるところも多いのですが、どうにも鼻につくのは、日本人を上から見下ろしたようなところです。

この論説の英語の原文では「日本」や「日本人」をさす言葉として「we」と「our」を多用しています。あまりに多すぎて、日本語としては不自然になるので、訳文では「日本人」に変えたところが多いのですが。

ところが不思議なことに、その「we」(我々)には、筆者自身は含まれていないようなのです。それは次の箇所で分かります。

「もし我々が国家として存続することを望むなら、我々に深く根ざした移民への抵抗感を捨てねばならなない。日本を“純粋”に保とうとする広くいきわたった執着とは逆に、我々はどうしても血をうすめる必要があるのだ。」

筆者によれば、非常に多くの日本人が日本人の血統の純粋性にこだわり、移民に対する偏見を持っているのですが、彼はそんなものはさっさと捨ててしまえと言いいます。つまりは自分はその種の執着も偏見も持っていないのです。それでもその主語は「我々」になっている、一見すると矛盾に満ちた文章です。

筆者は自分が日本人であるから、日本人を指して「我々」と言うのでしょうが、その観点は、意識的にか無意識的にか、欧米人に近いものがあります。そして、「それに対して欧米では、進歩の意義は個人の自立と自由を確立することにある。」と書くように、欧米のほうが優れているという前提があるために、日本人を見下した感じが出てしまうんです。

前回のオーニシの記事と同じで、そんなところがニューヨークタイムズの好みに合うんでしょう。最近の報道によれば、NYTは経営の危機に瀕しているようです。ニューヨークと言えば金融危機の震源地です。厳然として存在するリスクを、革新的な技術である金融工学を駆使すれば回避できると人をたぶらかして、他人の金で博打にのめりこんで大損した挙句の大不況の真っ只中にあるわけですが、そんな読者たちの憂さを晴らすべく、ささやかななぐさみを提供することで、少しでも部数を伸ばそうというさもしい魂胆でしょうか。

玉本偉の観点が欧米人に近いというのは、日本人は血統の純粋性にこだわるという欧米人によく見られる偏見を持っていることからも言えます。
(関連記事「金正日と「ヒロヒト」)
http://nippyo.blog57.fc2.com/blog-entry-52.html

日本人で移民受け入れに反対する人が多いのは、一にも二にも、治安悪化に対する危惧からだと思います。それは単なる思い込みや偏見でもなんでもなく、事実で証明されていることです。

三番目くらいには、日本人の対人関係のあり方、社会に対する姿勢など、それらが日本製品の高品質や日本社会の良好な治安を保つのに寄与しているわけですが、その種の日本人が持つ美風が大量の移民の流入によって失われることへの懸念があって、それを称して比喩的に「日本を純粋に保とう」としていると言っているのかもしれませんが。

移民問題に対する私見を述べておきましょう。
日本は数を制限しながら徐々に外国人受け入れの方向に動いてもいいとは思います。ただし、受け入れに際しては、医師や看護師等の資格、IT関係等の技術の他に、長期ビザ申請以前の段階での日本語資格試験一級の取得を絶対の条件とすべきだと思います。

ところで、玉本偉といえばこのブログでも前に取り上げたのですが、

反日?玉本論文の内容   

自分がどんなことを書いたのか細かいことは忘れていました。こんど読み返してみて、思わずにやりとしてしまいました。彼の論説に対して、あの時もほとんど同じことを感じていたんだなあと。

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テーマ:これでいいのか日本 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/03/06(金) 06:24:48|
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うそつけ「野中は部落民だから首相になれなかった」

ニューヨーク・タイムズのノリミツ・オオニシによる記事。

January 16, 2009
Japan’s Outcasts Still Wait for Acceptance
By NORIMITSU ONISHI
  

魚拓  

ウェブページにはオオニシノリミツが電話でしゃべっている録音があります。彼の声を聞いたことがある人は少ないのではないか知らん。

できれば全訳を掲載したいところですが、なにぶん最近なかなか時間がとれなくて。ウェブ上に翻訳が上がってないかと検索してみたんですが、見当たりませんでした。ご存知の方があれば、お知らせください。

【追記】   一部ですが、翻訳がありました。
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1232436377/

写真とキャプションだけ載せておきます。

野中広務 NYT

野中広務(前列右から2番目)
彼の事務所にかかっている、日本の1988年内閣の写真
右は先月の写真。
野中氏は官房長官になったが、賤民階級の末裔として、それ以上の地位につくことは阻まれた。



クソ長い記事ですが、ひとことに要約するとこういうことです。
「野中は部落民だから首相になれなかった。」

麻生さんが「野中のような部落出身者を首相にできないわなあ。」と言ったという話にも触れています。

そして、オバマが「日本の手本であるアメリカ」の「黒人大統領」になったことと対比して、「日本はどうだ?」

オオニシによれば、野中は日本政府のナンバー・ツーにまで上り詰めて、もう少しで首相になれるところだったのが、部落出身であることが障害になったのだという。

馬鹿も休み休み言ってほしい。

私は、この記事を読むまで野中さんが部落出身だとは知らなかった。(麻生発言のことを前にどこかで読んだような気もするが、すっかり忘れていた) それでも、私にとって野中さんは最も首相になってほしくないタイプの政治家だった。それはかれの出自とは何の関係もない。私が嫌うのは、彼の政治家としてのあり方なのだ。

これは、とくに政治の世界に詳しいわけでもない私の印象に過ぎないのであるが、野中さんの政治的資質は、差別されている?集団の出身だという以外は、オバマ新大統領とは何から何まで正反対なのだ。

若さに対して老い、「チェンジ」に対して「守旧派」、広く国民に訴えかける演説のうまさに対して国民から隔絶された永田町世界で立ち回って反対派をねじ伏せる豪腕、既存の政治勢力に毒されていない清新さに対して利権政治の権化、などなど。

かれに対するこのようなイメージは多くの日本人に共有されているものだと思う。

だから、ほとんどの日本人は彼が部落出身であることを知らないだろうが、もし首相になっていたら、内閣支持率はしょっぱなから麻生内閣の最近の支持率並みに低迷していたのではないかと思う。、いくら自民党の総裁選びが国民の声の直接の反映ではなく、派閥間の思惑に左右されるものだとしても、そうなれば、いずれ政権が立ち行かなくなるのは目に見えている。いや、その構図があまりにも見え見えであるために、はじめから自民党議員たちによって拒絶されていたかもしれない。

首相立候補を断念したのも、彼自身がそのことをいちばんよく分かっているからだと思っていた。

ところが、オオニシによれば、自分が首相になることで部落出身であることがあらためて注目され、家族に迷惑がかかることを野中が恐れたためだということになる。

そこに、例の麻生さんのサイテー発言をはじめとした自民党内の差別意識丸出しのひそひそ話が追い討ちをかけるわけだ。

オオニシは野中に実際にインタビューしている。これが実際の野中さんの自己認識なのかもしれない。


この記事中において、野中という政治家についての記述は、彼が部落出身者としていかに辛酸をなめてきたか、それがすべてだ。彼が政界でいかなる役回りを演じてきたか、私が彼について上述のような印象を持つにいたった事情について一切ふれていない。

普通のアメリカ人、ひいては世界のニューヨークタイムズの読者のほとんどは、日本の政治について何も知らないだろう。

そんな彼らに対してオオニシは、遅れた日本社会に根付いた差別と偏見が一人の偉大な政治家の首相への道を閉ざしたと考えさせる以外の材料を一切提供しようとしないのだ。

偏見にとらわれない開明的なアメリカ人は黒人を大統領に選んだ、翻って日本は、というわけだ。

オバマ大統領就任という時勢に乗って、オバマ熱に浮かされたアメリカ人の自尊心を満足させる、「優れたアメリカ、劣った日本」というあまりに図式化された構図。

ニューヨークタイムズというアメリカの新聞は、こんな見え透いた記事を載せることに後ろめたさを感じないのであろうか。ノリミツ・オオニシという日本風の名前の利用価値はこういうところにあるのかもしれない。もし彼らに「後ろめたい」という感覚があるとすればだが。

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テーマ:え!本当!? - ジャンル:ニュース

  1. 2009/01/20(火) 22:22:09|
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フランスの新聞が北朝鮮による拉致事件を報道

東トルキスタンの旗さっき長野のトーチリレーが終わりました。

沿道で青地に三日月と星の旗を振っている集団がいました。東トルキスタン(中共がいうところの新疆ウイグル自治区)の旗です。



それはさておき、今日の本題です。

拉致、仏で異例の報道=「悪夢」と反響呼ぶ ヤフーニュース

「北朝鮮にフランス人女性3人が拉致されていたとの情報が最近、仏紙フィガロに異例の大きな扱いで掲載された。」ということで、その Le Figaro の記事を読んでみることにしましょう。第二面の全面を使った記事でした。

英語に機械翻訳したものからの重訳ですから、完全だとは言えませんが、大意は捉えていると思います。

フィガロ拉致事件記事

彼らは北朝鮮の特務に拉致されたと言われている

それは想像もできないほど奇妙な話だ: 3人のフランス女性が1970年代後半に、ピョンヤンのスパイにフランス語を教えるため北朝鮮の特務に拉致された。それ以来、誰も彼女らの運命を気にかけない。これらの囚われの人たちは忘れられ、フランスの数え切れないほどの行方不明者のなかに埋もれてしまった。

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長の西岡力は、「いくつかの事件がこれに関連しています。」と言う。「北朝鮮は日本人を拉致しただけではありません。マカオ、タイ、韓国、フランス、イタリア、オランダ、ルーマニア、レバノン、シリアの人も拉致しました。」と福田内閣の拉致問題対策本部事務局のアメミヤトシオが付け加える。

北朝鮮による外国人拉致は長い間うわさにすぎなかったが、1979年から真実味を帯び始める: 前年に特務機関の当時のボスであるキム・ジョンイルのスパイに拉致された4人のレバノン人が、レバノン政府の要求でついに解放されたのだ。彼らは囚われている間三人のフランス人と一緒だったと語った。「私たちはパスポートを取り上げられ、スパイ活動のための訓練機関に送られました。金日成理論を信奉するよう叩き込まれました。その施設には28人の若い女性がいました。、3人がフランス人、3人がイタリア人、オランダ人が2人、中東からの女性が2人です。反抗することはできませんでした。

(1)そして、韓国の女優で1976年に北朝鮮に拉致されていた崔銀姫さんが、1986年にウィーンのアメリカ大使館に助けを求めた。彼女はスパイが管理するピョンヤンの「客人の家」でフランス人女性と出会ったと証言した。

そのうちの一人のフランス人女性についての話はこうだ: 解放された後の崔銀姫さんに直接インタビューした西岡力によれば、その女性はパリでアジアの金持ちの御曹司だと名乗る男に誘われた。そしてその男は女性を中国に連れ出し、緊急の用事と称してピョンヤンに連れて行った。ピョンヤンの空港に着いたとたん「フィアンセ」はいなくなった。北朝鮮警察が彼女にここで何をしているかと聞いた・・・そしてそんな「ボーイフレンド」など初めからいないと言った。かくしてその若い女性は客人の家に囚われることになった。金日成思想に服従しなければならないことを分からせるため、初めのうち彼女は毎日のように殴られたという。

三番目の証言: 1987年11月、アブダビとソウルを結ぶ満員のボーイング747を爆破し逮捕された北朝鮮のテロリスト金賢姫。
北朝鮮の独裁者キム・ジョンイルがソウルオリンピック前の韓国を攻撃するためにこの作戦を実行させたと彼女は言う。また、ピョンヤンに囚われているフランス人のことを聞いたことがあると言う。これらの話は、冷戦時代の小説のような事実だが、日本と韓国の何十人もの人々を悩ませている現実なのだ。

東京では17件を北朝鮮による拉致であると政府が公式に認めているが、犠牲者は100人はいると見られている。これらの拉致は憤怒をまきおこした。たとえば、めぐみの話は1億2千5百万の日本人に衝撃を与えた。1978年11月15日、めぐみは輝くばかりの幸せな青春時代をおくる13歳の子供だった。午後6時ちょうど、バドミントン部の活動を終えて学校の体育館をでた。交差点まで友人と一緒で、そのあとは灰色とベージュ色の家並みが続くいつもの帰り道を一人で歩いた。秋の日の夕暮れだった。海からの風が杉の木を揺らした。夜の帳が下りていた。母が彼女の帰りを待っていた。すでに帰っていなければならないはずだった。しかし彼女は帰らなかった。

20年後、両親は彼女が北朝鮮のスパイに拉致されたことを知った。大人になっためぐみは韓国で捕らわれた他の拉致被害者と結婚した。彼女は子供があり、そして自殺した。金正日はバドミントンのラケットと漂白された遺骨を返した。それは東京の研究所にゆだねられた。科学者のDNAによる判定は明らかだった: 否、それはめぐみの骨ではない。

75歳と72歳、日本銀行の元職員横田滋さんと早紀江さんはめぐみの両親だ。彼らはわが身を襲った不幸について列島を回って無数の講演をした。彼らは微笑み、苦悶を表にあらわさない。確証はないが、「私たちの娘は生きています。」と主張する。彼らは著書である「めぐみ」「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる 」をくれ、、娘の話や苦悩を語りながら、写真や英語で出版されたばかりの漫画を見せてくれた。

69歳の飯塚繁雄さんは北朝鮮による拉致被害者家族連絡会会長だ。「この悲劇が起こるまでは拉致という言葉さえ知りませんでした。」と彼は悲しげに言う。飯塚さんは、二人の子の美しい母親で1978年7月のある日突然姿を消した田口八重子の兄だ。「保育所から電話がかかってきて、妹が来ていないって言うんですよ。」「よく晴れた日で、妹のアパートはきれいに掃除されていて、彼女はブラウスを買ったばかりでした。」13年後、彼は彼女が北朝鮮にいることを知った。しかし、八重子がどのように拉致されたかがわかったのは2002年の秋だった。、

その年の9月17日、日本の小泉純一郎首相は「歴史的な」ピョンヤン訪問をはたした。彼は日本の植民地支配がもたらした損害を謝罪し、両国が関係正常化すれば100億ドルの援助をすると約束した。その気にさせられたキム・ジョンイルは、驚いたことに、すぐに日本人を拉致したことを認めた。長年の敵である日本に頭を下げ、遺憾の意を表しさえした。一ヵ月後、五人の拉致被害者が帰国した。日本人の心が強く動かされた。

拉致の次第はすべて同じだ。彼らはいつもと変わらない日常の中にあった。殴られ、大きな黒い袋に入れられた。ある者はデート中で浜辺に座っていた。ある者は薬物を飲まされた。気づいた時は北朝鮮の船の船倉で、縛られて袋に入れられていた。その後彼らは「客人の家」でともに過ごし、ときには拉致の経緯を語り合う機会があった。

彼らは叫んだ。八重子は「二人の子の世話をするために、私は日本に帰らなきゃならないのよ!」と、出産のときの腹の傷を自分を連れ去った者たちに見せた。「だめだ、絶対に返さない」と彼は答えた。

帰国者が語るところによれば、幼いめぐみは船の中で母を求めて〔壁をかきむしって〕両腕の爪をすべてはがした。

なぜこのようなおぞましいことが?

戦争のあと1953年に朝鮮が分断されたとき、停戦協定が結ばれなかった。北朝鮮は依然として南、日本、アメリカと事実上の戦争状態にあり、戦争ヒステリーの土壌の中で化石のような2千3百万の住民とともに異常さをますます強めている。外の世界との接触はすべて絶たれ、ソ連と中国が後見人としてこのダンテ風の政権をたてた。1976年、キム・イルソンの「クラウン・プリンス」はスパイ組織を近代化することを決定した: 大きく変化した西側世界にスパイが溶け込めるようにするため、外国語の教師が必要とされた。そのため北朝鮮人は手当たり次第に拉致した。女、子供、カップル、買い物帰りの母親と娘・・・

そしてこの地域に緊張緩和のときが来た。しかし、2002年の小泉首相と金正日の「歴史的な」会談のあとでも、日本国民の北朝鮮への怒りはおさまらなかった:非人道的な政権に人道援助を与えるなど論外だ。

いまだ北朝鮮に捕らわれている被害者の運命に対する感情はこの列島から消えない。そして、拉致事件の解決がない限り北朝鮮との国交正常化もないと日本政府が断言したため、事態は膠着状態になっている。日本は今厳しい袋小路におちいっている。北朝鮮にフランス女性が拉致されていると明らかになったことは、日本政府にとって極めて好ましい。日本政府はフランス外務省がこの問題に関心を持つことを望んでいる。ニコラ・サルコジ大統領は日本では人質問題における熟達で知られるが、昇る太陽の帝国を7月に訪問することになっている。



ほう、サルコジ大統領って、人質事件で成果を上げているのですね。

仏大統領:コロンビアの人質事件に介入 外交でも「腕力」

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テーマ:北朝鮮問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2008/04/26(土) 15:50:55|
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